電線共同溝の整備を行っています
電線共同溝とは
電力線,通信線など二つ以上の電線を収容するために,道路管理者が道路の地下に設ける施設で,道路空間にある電柱や電力線,通信線を地下に収容することにより,安全で快適な道路空間の確保,景観の向上,災害防止が図られます。
安全で快適な道路空間の確保
電柱や電線が無くなると,道路の見通しが良くなり,信号機や道路標識が見やすくなるなど,交通の安全性が向上します。
都市景観の向上
地上に張りめぐらされた電線類が,道路下に収められるため,美しい町並みが形成されます。
災害の防止
台風や地震といった災害時に,電柱が倒れたり,電線類が垂れ下がるといった危険が無くなります。
また,火災時,消火活動の支障になりません。
C・C・BOX
電線共同溝はC・C・B(シー・シー・ボックス),C・C・B(シー・シー・ビー)ともよばれ,最初のCには,
Community(地域・共同)
Communication(通信・伝達)
Compact(コンパクト)
の3つの意味が込められていて,電線共同溝の特徴をよく表しています。
2番目のCは,Cable(ケーブル)を表しています。
電線地中化前
電線地中化後
現在の実施状況
主要地方道鹿児島東市来線の鹿児島市中央町(甲南工区)で事業を実施いたしました。
事業実施前の状況です。電線が道路上空を架設されていることから景観を損なっていることが,よりお分かりになるかと思います。(下記1枚目)
工事施工にあたっては,都市部の幹線道路のため昼間の交通量が多いことから,夜間工事で施工しております。
オレンジの管が管路といい,電力線や通信線を入線するための管で,道路の舗装面より約1m地中部に設置します。(下記2枚目)
事業実施後の状況です。電柱及び電線が撤去されています。(下記3枚目)
電線地中化前(平成19年頃)
電線の地下埋設工事状況
電線地中化後(平成29年頃)
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