更新日:2020年10月30日
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土砂災害は,降雨,地震及び火山噴火等によって発生します。
土石流・がけ崩れ・地すべりの3種類が主なものですが,火山噴火による火砕流,降下火砕物等による災害,土砂流出による災害,土砂による河川埋塞による洪水氾濫災害など,いたる所で多様な形態で発生し,悲惨な被害をもたらします。
長雨や集中豪雨などにより,木や川の石・土砂が水と一体となって一気に下流へ流れる現象
水を含んだ土の重みと水の圧力で,山が一気に崩れます。
崩れた土砂は,大量の水と混じり,一気に下流に向かって流れ出ます。
長雨や集中豪雨になどにより,斜面が突然崩れ落ちる現象
雨が降り続くと,水が多く含んだ地面は不安定になり,ひびが入って少しずつ動き始めます。
小さな固まりで,がけが崩れ始めます。
大きな固まりで一気にがけが崩れます。
地下水などが粘土のようなすべりやすい地層にしみこんで,その影響で地面が動き出す現象
雨が降り続くと,地面からしみこんだ水が地下にたまり,地下水位が上昇します。
さらに雨が続くと,柔らかくなった地盤が少しずつ動き始めます。
大きな地面の固まりが大きく動き出します。
平成16年~平成18年に全国で人的被害が発生した箇所の9割は,過去30年以上の間,土砂災害が発生していなかった箇所です。
今まで土砂災害が発生していないからといって,安心はできません。
また,一般的に,山腹や斜面の表層は年月とともに降雨等により風化が進み,もろくなり崩れやすい状態になります。
このため,土砂災害は繰り返し発生することがあります。
特に,非溶結火砕流堆積物であるシラスの斜面では,表層崩壊の周期は短いと言われています。
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