ガラガラ船
南さつま市(旧坊津町)
薩摩半島南部にある南さつま市坊津町や指宿市山川の海辺の集落で,男の子の初節句を祝って贈られる。ガラガラブネには4つの車がついており,はなやかな模様の帆をかけ,帆網には水夫をあらわすといわれているサイノコがいくつもつけてある。五月節句には男の子たちが浜辺や通りをガラガラ音をたてながら引いてまわったり,何人かで競争したりして遊ぶ。
こうした習俗は,大隅の肝付町,三島,トカラと続くもので,奄美・沖縄のハーリー(船こぎ競争)と関連するものである。
展示に関する情報
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