能勢探龍筆「春秋山水図」
能勢探龍(1702~1755)は,1711年10歳の時に木村探元に入門した。1734年から35年にかけて,探元に従って上京し,近衛家に滞在した。この間,近衛公の前で席画する栄誉に浴する。師探元の画法を良く学んでいると言われ,狩野派風の作品が多い。
この作品はやまと絵風であり,探龍の画域の広さが知られる。左隻(写真上)は春景で吉野山の桜,右隻(写真下)は秋景で竜田川の紅葉を表現していると思われる。
展示に関する情報
現在展示してありません。
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください