更新日:2017年6月9日
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公益財団法人鹿児島県文化振興財団は,県民の皆様の多様な文化活動を促進・支援するため,各種の文化振興事業を展開することにより,鹿児島県の文化活動の一層の活性化と個性豊かな文化の薫り高い地域社会づくりに寄与することを目的として設立された財団です。
事業としましては,文化芸術の振興に関する事業,文化芸術活動への支援・助成・育成事業,鹿児島県から受託する宝山ホール(文化センター),霧島国際音楽ホール(みやまコンセール),霧島アートの森,上野原縄文の森,埋蔵文化財調査センターの管理運営に関する事業等です。
今後とも,県・市町村・民間の力を結集して,更なる事業の充実を図っていくことにより,文化活動を通した国内外の人々との交流を促進し,世界と未来に開く文化の発信基地の役割を担ってまいりたいと考えております。
感動と出会いそして賑わいの宝山ホール
宝山ホールは,県民の芸術文化の振興を図るための公の施設として,鹿児島市の中心部にある施設です。
1,502席のホール,定員各20~100名の会議室のほか,日本舞踊・フラダンス等の練習に利用できる多目的ルームやオーケストラ・合唱の練習等で利用できるリハーサル室,写真や絵画等の展示ができるアート・ギャラリーがあり,多目的に利用できる施設です。
県内で唯一の音楽専門ホールとして,毎年,夏には日本でも有数の音楽祭である霧島国際音楽祭が開催されます。また,年間を通じクラシックだけでなく,ジャズ・ポピュラー音楽,民族・伝統音楽まで幅広いジャンルのコンサートを開催しています。
離島などホールから遠隔地にお住まいで,ホールまでなかなかお越しいただけない県民の方々のために,現地に演奏家を派遣する,おとどけコンサート等も開催しています。
また,主ホール,小ホール,練習室,野外音楽堂と,様々な用途に対応できる施設を,格安な利用料金で提供しています。
霧島アートの森は,霧島連山の西側,栗野岳の標高700mの高原に位置し,雄大な自然に囲まれた野外美術館です。広さ約13ヘクタールの野外展示空間には,国内外の23人の作家が実際にこの地を訪れ,文化や風土を学び,想像をふくらませて制作したオリジナル作品が設置されており,四季折々の豊かな自然とともに作品に触れ親しむことができます。施設のゲート的な機能を有するアートホールでは,魅力的な企画展を年2回程度開催しており,この期間以外は,屋内収蔵作品によるコレクション展を開催しています。
9,500年前の大規模な定住集落跡である国指定史跡「上野原遺跡」を保存・活用した施設で,「日本の歴史公園100選」に選定されています。約36haの園内は,植生の異なる2つの森が再現され,上野原遺跡のほか県内の重要文化財などが見学できる展示館,竪穴住居が並ぶ復元集落,発掘当時の遺構を見学できる遺跡保存館,火おこし,土器・弓矢作りなどの縄文体験ができる体験学習館等があります。
年3回の企画展,春・秋まつり,考古学講座や一日縄文人体験など,楽しんで学ぶことができます。
埋蔵文化財調査センターは,縄文時代の集落遺跡として知られる霧島市国分の「上野原縄文の森」の中にあります。国の道路建設事業等に伴う埋蔵文化財の発掘調査を迅速に行い,文化財の保護と建設事業促進の調和を図る目的で,平成25年4月に設立されました。
調査センターは,東九州自動車道や南九州西回り自動車道等の建設事業に先立ち,事業で消滅する遺跡の発掘調査を実施し,その成果の記録をまとめ,遺跡の内容を後世に引き継ぐための「報告書」を作成しています。
また,遺跡の現地説明会開催や『遺跡だより』の発行等により,新たな発見や情報を広く県民に提供することで,地域の歴史文化の解明に貢献する活動を行っています。
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