更新日:2021年12月9日
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11月24日は,「いいにほんしょく」の語呂合わせから,「和食の日」として登録されています。
一般社団法人和食文化国民会議が,一般社団法人日本記念日協会に申請し認定されたもので,日本人の伝統的な食文化について見直し,和食文化の保護・継承の大切さについて考える日とされています。
なお,国連教育科学文化機関(ユネスコ)は,「和食;日本人の伝統的な食文化」を,平成25年12月にユネスコ無形文化遺産として登録しました。
ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食」とは,「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する「社会的慣習」であり,以下の4つの特徴があります。
(1)多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重
日本の国土は南北に長く,海,山,里と表情豊かな自然が広がっているため,各地で地域に根差した多様な食材が用いられています。また,素材の味わいを活かす調理技術・調理道具が発達しています。
(2)健康的な食生活を支える栄養バランス
一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは理想的な栄養バランスと言われています。また,「うま味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しており,日本人の長寿や肥満防止に役立っています。
(3)自然の美しさや季節の移ろいの表現
食事の場で,自然の美しさや四季の移ろいを表現することも特徴のひとつです。季節の花や葉などで料理を飾りつけたり,季節に合った調度品や器を利用したりして,季節感を楽しみます。
(4)正月などの年中行事との密接な関わり
日本の食文化は,年中行事と密接に関わって育まれてきました。自然の恵みである「食」を分け合い,食の時間を共にすることで,家族や地域の絆を深めてきました。
和食文化の保護・継承活動等について一般社団法人和食文化国民会議(外部サイトへリンク)
食文化,郷土料理,等について農林水産省(外部サイトへリンク)
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