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更新日:2024年8月21日
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がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、多数の遺伝子を同時に調べ(がん遺伝子パネル検査)、遺伝子変異(※1)を明らかにすることにより、一人一人の体質や病状に合わせて治療などを行う医療です。現在,全国どこでもがんゲノム医療が受けられるようになることを目指して,体制づくりが進められています。
(※1)遺伝子変異:細胞の中の遺伝子がなんらかの原因で後天的に変化することや、生まれもった遺伝子の違い。
がん遺伝子パネル検査は、生検や手術などで採取されたがんの組織を用いて、高速で大量のゲノムの情報を読み取る「次世代シークエンサー」という解析装置で、1回の検査で多数(多くは100以上)の遺伝子を同時に調べます。
遺伝子変異が見つかり、その遺伝子変異に対して効果が期待できる薬がある場合には、臨床試験などでその薬の使用を検討します。
詳細は下記リンクの国立がん研究センターがん情報サービスのホームページを御覧ください。
がんゲノム医療もっと詳しく知りたい方へ(外部サイトへリンク)
国は,ゲノム医療を必要とするがん患者が、全国どこにいても、がんゲノム医療を受けられる体制を構築するため、「がんゲノム医療中核拠点病院」及び「がんゲノム医療拠点病院」を指定し、「がんゲノム医療連携病院」を公表しています。
詳細は下記リンクの厚生労働省のホームページを御覧ください。
「がんゲノム医療中核病院」:がんゲノム医療を牽引する高度な機能を有する医療機関(全国13箇所令和6年3月1日現在)
九州では,九州大学病院が「がんゲノム医療中核拠点病院」として指定されています。
「がんゲノム医療拠点病院」:がんゲノム医療を提供する機能を有する医療機関(全国32箇所令和6年3月1日現在)
鹿児島県内では,鹿児島大学病院が「がんゲノム医療拠点病院」として指定されています。
「がんゲノム医療連携病院」:中核病院又は拠点病院と連携して,がんゲノム医療を提供する医療機関(全国219箇所令和6年3月1日現在)
鹿児島県内では,相良病院及び鹿児島市立病院が「がんゲノム医療連携病院」として,鹿児島大学病院と連携しています。
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