平瀬マンカイ(秋名アラセツ行事)
平瀬マンカイは、島津氏が琉球征伐に出る前から行われている五穀豊穣を祈願する祭りです。旧暦8月の初丙の日は、アラセツ(新節)と呼ばれており、稲の豊作を感謝する祭りの日でもあります。
平瀬マンカイは、アラセツの日夕刻に、秋名湾西岸の水辺にある「神平瀬(かみひらせ)」「女童平瀬(めらべひらせ)」と呼ばれる2つの岩で行われます。
「神平瀬」には、ノロ役5人が上がります。それと同時に、集落民は新米でできた赤飯を平たいサンゴ石に乗せて、「神平瀬」に供えて家内安泰と豊作を祈ります。
一方、「女童平瀬」では、グージ(宮司)役など男女合わせて7人が太鼓を持って登り、「マンカイ」と呼ばれる所作(両手を水平に上げて左右に流して掌を返す)を祭り歌にあわせて行います。
その後両方の岩からそれぞれ降りて、浜辺でスス玉踊りを踊り、踊り終えると浜辺に来ている集落民等に混じって、重箱の料理を囲み、酒を交わして宴が始まります。
平瀬マンカイは、ショチョガマとあわせて昭和60年1月12日に、国指定重要無形民俗文化財として指定されており、保存会を中心に地域一体となって保存継承に取り組んでいます。
公開日時
旧暦8月初丙の日
公開場所
開催風景
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください