更新日:2024年4月9日
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3月2日,管内茶農家が消費拡大のため消費者を対象としたお茶植え体験会を自園で開催し,薩摩さみどり会がその活動を支援しました。遠くは東京からの参加者を含め約40人が参加し,定植する「せいめい」という新しい品種の特徴と,苗を定植する方法を薩摩さみどり会が説明しました。参加者は,当初は慣れない様子でしたが,日頃経験の少ない農作業を楽しんでいる様子で,約30aの植付を終了しました。参加者には4年後に,植え付けた茶園から収穫・製造した新茶を贈呈する予定です。
3月6日,さつま駐在で関係機関が出席し雇用に関する情報交換会を開催しました。臨時雇用人材確保支援のため,農協青年部や農業青年クラブを対象に1日農業バイト「デイワーク」アプリの操作研修を実施する事を確認しました。一方,稲作主体の法人が,年間雇用のために新たに野菜を導入して労働負担が増加し,経営発展に繋がっていないケースも報告されました。今後は,技連会担い手部会の活動に位置づけ,雇用に関する課題解決をすすめることを申し合わせました。
3月8日,さつま町永野地区のウメ園で,ドローンによる薬剤防除の実証試験を行いました。当日は生産者や関係機関12名が参加し,薬剤の付着状況やウメ園に適した散布方法などを検討しました。風がやや強かったですが,感水紙で農薬が十分に付着していることを確認できました。農政普及課では今後関係機関と連携し,ドローン防除の普及に向けて支援していきます。
さつま町中津川地区の4トマト農家が,タバコカスミカメによるコナジラミ類の防除を目的として,ハウス内にクレオメを定植しています。低温期はやや活動が弱かったですが,現在は密度も増えてきており,農家も例年よりコナジラミの発生量が少ないと評価しています。同地区では露地夏秋なす農家も同様の取組を行う計画です。
さつま町柊野地区では,高齢化と担い手減少が進む中で,担い手の農地の集約化と,高収益作物として取り組むさといも栽培にブロックローテーションを導入するため,「地域まるっと中間管理方式」の導入を検討しています。2月に担い手農家代表同伴で中国地方の先進地を視察し,3月に2回実施した話合いで水田営農の担い手の大半から賛同を得ました。まだ農地バンクとの調整を要する問題はありますが,効率的・持続的な農地活用に向けて支援していきます。
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