現地農業情報（さつま地域）６月

安定的な雇用確保に向け関係機関が連携強化

6月22日，さつま駐在で関係機関，薩摩中央高校が出席し雇用に関する情報交換会を開催しました。内容は昨年から取り組んでいる1日農業バイト「デイワーク」アプリを活用した取組の支援状況と，薩摩中央高校と地元農業法人のマッチングによる就業体験について意見交換を行いました。今後も生産者の高齢化や担い手不足によりデイワーク等への期待が高まる中，安定的な雇用確保に向け，関係機関が連携を強化し，労働力確保のしくみづくりを支援していきます。

中山間水田地域でのスマート農業機械を実演！

5月31日，中山間の水田におけるロボットトラクタや直進アシストトラクタの実演会を開催しました。当日は未明の降雨により，ほ場内での耕起作業は困難となり，走行のみの実演となったが，農家や関係者33名が集まり，スマート農業機器を実際に見て，一部の農家は試乗するなどよい機会となりました。農家からは，高齢化や人材不足が進む中，高額ではあるが，導入を検討したいとの声が聞かれました。農政普及課では今後ともスマート農業の導入に向け，啓発を進めていきます。

サツマイモ基腐病対策を学ぶ

6月27日，さつま町のさつまいも生産者を対象にサツマイモ基腐病対策の現地研修会を開催しました。近年，さつま町ではさつまいもの生産者，面積は増加傾向にあり，基腐病対策でけでなく，さつまいも栽培の基本や品種特性等も併せて説明を行いました。当日は約20名が集まり，べにまさりの展示ほや，コガネセンガンの水田，畑地での栽培実証ほ等をみながら，見識を深めました。農政普及課では今後ともサツマイモ基腐病対策の徹底を進めていきます。