桜島だいこん
由来など
大和本草(1709年)に「薩摩大根は常のより大なり」と記録されており,江戸時代には大きな大根として作られていたらしい。
ルーツは諸説あり,天和年間に愛知県から入手した方領だいこんの中から変種を発見した選抜系統説,桜島に自生していた浜だいこんの中から生まれた説,姶良郡隼人町(現霧島市)で栽培されていた国分だいこんを西桜島で栽培中にできた説等ある。「桜島だいこん」と呼ぶようになったのは約200年位前と推測される。
昔は年が明けて寒さが厳しくなると家族で切り干し大根を作って保存していた。
作物の特徴・特性
通常は10kg位であるが,大きい物になると20~30kgの物も見られる。世界一重たい大根としてギネスブックに認定されている(胴回り119cm,重さ31.1kg)
味や料理法
煮ても煮崩れしにくく,味がしみこみ易い特徴と,果肉も緻密で雪のように白いことから,漬物用から煮物用とその用途は広い。
おでん,煮しめ,味噌汁,ブリ大根,乾燥大根(ぐるぐるまき)など
栽培カレンダー
その他(問い合わせ先など)
鹿児島市生産流通課(099-216-1338),桜島農林事務所(099-293-2349)
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