更新日:2023年12月26日
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9月25日に南九州市川辺地域で大麦栽培農家と新たに栽培を始める農家を対象に,大麦栽培研修会が開催されました。研修会では,pH調製等の土作り,排水対策,播種時期,種子消毒,麦踏み,病害対策,収穫後の乾燥の説明を行いました。経済連は,実需者の需要が高いことから,さらなる大麦の供給を呼びかけました。生産者からは,排水対策を見据えてアップカットローターリーを用いた播種に取り組むとの意見が出されました。今後は11月下旬の適期播種に向けて啓発を行っていきます。
10月5日に南さつま市金峰町でロボットトラクタ及びドローン活用研修会が開催されました。南薩PT作業部会や県内の関係者等が出席しました。会では鹿児島県スマート農業拠点RTK基地局からの通信を利用した自動運転とミックスロータリーによる甘藷残渣の耕うんの実演が行われました。また,基腐病の「残さない対策」として早期耕うん等の実施を啓発するとともに,粒径大ノズルを利用したドローンの農薬飛散低減対策について甘藷生産者との意見交換を行いました。
10月18日,知覧文化会館で「ソリマチ農業簿記」ユーザー農家20名を対象に,インボイス仕訳研修会を開催しました。講師はソリマチ株式会社から派遣してもらい,インボイスにかかる制度の概要,消費税計算への影響,経過措置などの理解を深めた後,「ソリマチ農業簿記」がどのように対応しているのか,また,具体的な仕訳記帳の方法について説明がありました。翌日は普及指導員向けの職場研修も開催しました。今後,来年2月まで行う記帳研修会の中で記帳指導に活かしていきます。
写真1_インボイス仕訳記帳法の様子 |
どんどんファーム古殿どんどん亭は,新商品「くるくま姫の甘酒シリーズ」を新特産品コンクールに出展しました。この甘酒は,名水百選の湧水で生産された米を原材料に麹から製造し,お米本来の甘みを活かしています。審査員から「飲みやすいくて,おいしい」などと好評でしたが,一次審査通過までで,入賞には至りませんでした。6次化商品は土産品だけではなく,輸出まで見据えることも重要であると改めて認識しました。引き続き,賞味期限が短いことなどの課題解決へ向けて支援していきます。
「ゆら早生」のJA共販出荷が9月22日に始まりました。開花時の着果は良好,台風6号の影響で裂果・落果が多発し,夜蛾加害等もあり,現時点の集荷量は計画より少ないものの,秋期に晴天が続き高糖度に仕上がりました。10月14日にはおいどん市場与次郎店,谷山店で試食販売を行い,消費者から甘くて美味しいと高評価が得られました。10月28,29日にも鹿児島市や枕崎市のイベントでPR販売も計画されており,関係機関・団体一体となって消費者へのPRに取り組んでいます。
9月20,27日にJA南さつま川辺支所でクルクマ品評会が開催され,外観審査及び1週間後の日持ち審査を行いました。クルクマの主力品種「シャローム」部門とその他品種部門の2部門,11点の出品がありました。今年度導入された新品種の出品が多く,外観,日持ち両方において新品種の多くが高い評価を受けました。クルクマは日持ちが良く,アレンジメントでの利用も増えている注目度の高い花です。今後も,品質の高い花き生産及び優良品種の選定支援を行っていきます。
写真2_クルクマ品評会の様子 |
10月17日,「秋の農作業事故ゼロ運動」の実施期間に合わせ,指宿市農業機械士会による農業機械事故防止啓発活動として,トラクター9台によるパレードが山川町内で行われ,農作業事故の未然防止・安全対策の周知徹底を呼び掛けました。パレードでは農作業中の農家や子どもなどが手を振るなど注目を浴びていました。東会長は「毎年恒例となったトラクターでのパレードが,事故防止につながっている。」と話していました。
9月27日,AGRI倶楽部指宿会員5名の参加のもと,山川小3年生約50名を対象にそらまめ栽培の食育体験を実施しました。9月16日に播種したAGRI倶楽部員のほ場で,栽培の概要説明を受けた後,児童1人に2株ずつ自分の担当そらまめを決め,株元に名前を書いていきました。株を観察しながら気になる事を思い思いAGRI倶楽部員に質問していました。AGRI倶楽部員の食育支援が,児童の農業理解促進の一助となるよう,支援を続けていきます。
10月2~3日,いぶすき農協観葉植物部会1名,観葉女性部Ms.の会のメンバー3名,ほか関係者3名が広島市花き市場の秋期販売会に参加し,買受人との意見交換や広島市内で観葉植物専門販売店を視察しました。販売会開始と同時に買受人が購入したい鉢へ急いで自分の番号シールを貼る状況に,どのような物を求めているかを間近に見ることができ,今後の観葉栽培や商品作りの参考になりました。農政普及課ではMs.の会の活動支援を進めていきます。
10月6日,えんどう類ニュ-ファ-マ-講座の2回目を,指導農業士のスナップえんどうほ場で開催し,新規就農者14名を含む24名が参加しました。ほ場視察や生育初期の栽培管理を中心に効率的な病害虫防除体系,IPM技術について講習を行いました。説明の後,諸留氏と中野氏の2名の指導農業士からの助言がありました。参加者からは,栽培技術や資材の設置方法など,活発な意見交換がなされました。次回は12月7日を予定しています。
9月26日に新西方地区公民館で30名の農業者が参加し,地域農業を語る会が開催されました。会では,オクラの半身萎凋病の生態やネコブセンチュウの防除法について学ぶとともに,指宿市農業委員会と農政普及課から「地域計画」策定に向けたアンケート調査や話し合い活動に向けて取り組むことを説明し,理解を得られました。指宿市では令和6年3月までに新西方地区で地域計画を作成するとともに,令和7年3月末までに市内20ヶ所で地域計画を策定することとしています。
JAいぶすき山川花き部会のスプレーギクの盆出しは,8月9日の台風接近の影響もあり,8月7日,11日の販売がメインとなりました。極端な開花遅延もなくおおむね順調に出荷され,出荷本数は,7月15日~8月15日出荷で13.3万本で前年比240%でした。生産者の茎えそ病対策と高温による開花遅延対策が徹底されたことが,昨年よりも生産量が大きく伸びた要因です。農政普及課は今後も技術支援を継続していきます。
10月7日,観葉のまち指宿協議会は燃ゆる感動かごしま国体の開会式場に隣接されたぐりぶー広場で,観葉植物のPR・販売会を行いました。販売会場は,各県の選手団やその関係者,開会式観覧者等で大いに賑わい,指宿市の観葉植物を全国にPRする良い機会となりました。農政普及課では,今後も指宿市の観葉植物をPRし,販路拡大に向けた取組を支援していきます。
9月27日,Ms.の会の会員7名,他農家1名を対象に,『土壌・肥料の基本的知識と技術について』と『働きやすい農作業環境について』をテーマとした勉強会を開催しました。参加者からは肥料の種類や使い方等について,活発な意見交換がなされました。また,農政普及課が行っている生育試験(浄水ケーキの導入に向けた試験)の内容等について説明したところ,各々でも試験をしたいと興味を示していました。
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