更新日:2024年4月3日
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1月11日,枕崎市で地区技連研修会が開催され,南薩4市の技連会員79名が昨年から南薩で利用が拡大している1日農業バイト「デイワーク」の活用状況を学びました。研修では地区内の農業法人を経営されている代表者が,スマホアプリの活用や留意点など,自らの体験談を話されました。昨年度の夏から使い始めて,県内で最もマッチングに成功され,リピーターも着いてきており,今年春から導入された外国人技能実習生と組み合わせた労働力確保のモデルとして地域への波及が期待されます。
写真1_南薩地区技連研修会の様子 |
南九州市川辺地域集落営農組織連絡会(9組織)は,組合員の高齢化やリーダーの世代交代が課題となっています。対応策として,1月19日,株式会社化(広域化)の検討を開始しました。農地中間管理機構による賃貸借契約や補助事業の導入,常時雇用など株式会社化のメリットを活かすため,2年後の設立を目指し要件整備に取り組み,「川辺地域の農地を守り,安心して働ける環境づくり」に向けて,市,JA,農政普及課が一体となって支援していきます。
1月19日にJA南さつま管内の大浦・笠沙地区で早期水稲の育苗講習会を開催しました。生産者は25名参加し,育苗の基本技術について説明しました。また,育苗期間中に発生する苗立枯病対策やイネクロカメムシ対策について啓発を行いました。さらに近年発生が続いているウンカの対策として暦に追加となった箱剤の利用方法の説明を行いました。箱剤の質問があり,生産者は病害虫対策の高い意識がありました。今後も農政普及課は関係機関と連携して,生育状況の把握や適期防除の啓発を行っていきます。
12月25日に枕崎市俵積田公民館にて,疫学調査報告会が開催され,生産者6名をはじめ,国,県庁,農総セ,市の関係機関併せて13名が出席しました。2年間俵積田地区モデル地区で行われた基腐病対策について,9名の生産者に聞き取り調査を行い,その結果を国の疫学調査にて統計処理を行いました。育苗時の消毒では特に問題は無く,ほ場での防除作業,収穫後の残渣処理,遅掘りの項目で有意差がみられました。農政普及課は今後もこの結果を参考にして,基腐病対策指導を行っていきます。
かごしまブランド品目として19年目を迎えたJA南さつまの「きんかん春姫®」共販出荷が1月8日に始まりました。秋期の天候に恵まれ,やや小玉傾向だが高糖度に仕上がり,3月上旬までに160tの出荷を計画しています。1月10日に南さつま市で開催された出発式では,K-GAP認証授与や市場関係者の激励で生産者の生産・出荷意欲も高まりました。宣伝販促ではメディア活用のほか1月に東京港区,2月に南さつま市の姉妹都市,北海道旭川市での販促も計画されており,消費者へのPRを強化しています。
1月19日,指宿市農業機械士会が,なんさつ地域づくり活動表彰を受賞しました。長年の農作業事故防止のための奉仕作業や,地域農家への農業機械点検,全国でも珍しいトラクターパレードによる啓発活動等が高く評価されました。会長の東氏は,「今後も地域の事故が一つでも減るように,活動していきたい。」と抱負を述べました。
1月20,21日,鹿児島市のおいどん市場与次郎館で開催された県農業青年クラブ連絡協議会主催の消費者交流会(販売会)にAGRI倶楽部指宿が参加しました。消費者への直接販売を通して,地域農産物等のPRと消費者の声を聞く良い機会となりました。そらまめやスナップえんどう,さつまいも,ミニトマトなどを販売し,「1日目に購入して,とても美味しかったので,また,来ました。」と再度ミニトマトを購入した客様の声に,クラブ員は喜びと生産への励みを感じていました。
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