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更新日:2024年4月3日

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令和6年2月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

金峰町で基腐病対策におけるドリフト対策協議を実施

1月30日に,金峰町で基腐病対策におけるドリフト対策について甘藷農家,茶農家,JA,市を参集して協議を実施しました。協議では,有機茶や甘藷が栽培されているほ場を聞き取りながら地図を作成しました。来年産に向けたドリフト対策として,利用する農薬の情報共有,散布前の事前連絡の徹底,引き続き関係機関による茶収穫前の黄色旗の周知を方針として固めました。また茶隣接ほ場において基腐病の発病を遅らせるために土壌消毒剤と抵抗性品種を組み合わせた体系についても紹介を行いました。

金峰町で早期水稲特別栽培米の育苗について学ぶ

2月2日に金峰文化センターでJAさつま日置管内の金峰町特別栽培米の育苗講習会を開催しました。生産者は56名参加し,育苗の基本技術について説明しました。また,育苗期間中に発生する苗立枯病対策や令和4年度に多発したいもち病の早期防除の啓発を行いました。関係者からは,肥料の価格等の説明が行われました。早植えするポット苗では,1月11日に播種が始まり,順調に生育しています。農政普及課は関係機関と連携して,生育状況の把握や適期防除の啓発を行っていきます。

金峰町で甘藷の育苗と基腐病対策を学ぶ

2月16日にJAさつま日置吹上支所で,JAさつま日置管内の焼酎用かんしょ生産農家に,育苗と基腐病対策の研修会を開催し,生産者が14名参加しました。「みちしずく」の特徴,採苗時の消毒,細菌や害虫対策,排水対策,土壌消毒を含めた防除体系,育苗床の残さ処理等を説明しました。ドリフト対策として茶収穫目安の黄色旗と飛散低減ノズルの紹介を行いました。焼酎部会の単収は前年より上がり,「みちしずく」は増える見込みです。今後も関係機関と連携し,持ち込まない対策を支援します。

茶園品評会の幼木園の部で「せいめい」が優秀な成績を受賞

1月25日に南九州市で茶園品評会が開催されました。本会は茶園の早期成園化と生産性の高い茶園づくりを推進するために実施されています。本品評会では,鹿児島県が推進している茶の新品種「せいめい」が幼木園1年生の部で1等,2年生の部で2等を受賞しました。本品種は南九州市において,現在最も改植されており,直立型品種のため収益を確保できる園にするには,初回整枝等の整枝技術が重要です。農政普及課では,これからも収益性が高い幼木園の仕立て方法について指導していきます。

南薩まるごとフェアで女性農業者が農産物・加工品をPR

2月16日,福岡県天神みちのく夢プラザにおいて南薩地域農政推進協議会主催でフェアを開催しました。お客様からは,「今日だけか」と何人にも聞かれました。参加した女性農業者からは,南薩の農産物・加工品を販売する良い機会であり,福岡県民にPRできました。できれば継続してほしいという要望もありました。販売後の商品を定着するため,鹿児島県のアンテナショップの要望もありました。金柑や甘酒は試食を始めた途端売れ出したため,女性農業者も試食の重要性を再認識していました。

南九州市産の花でアレンジメント講習会を開催

1月26日に知覧文化会館で,南九州市花き振興会主催のフラワーアレンジメント講習会が開催されました。南九州市の青年団員を対象に,市産のカーネーションを中心とした花束アレンジメントについて講習が行われ,12名の参加がありました。カーネーションを提供した生産者と青年の交流の場となり,直接消費者の声や嗜好を知る機会となりました。贈答用花束とブーケの2種類のアレンジ方法とドライフラワーの作り方を学びました。今後も農政普及課では,花きの消費拡大に向けた支援を行っていきます。

沖永良部若手生産者と今後の花き栽培について検討

枕崎市大塚の若手生産者組織「周年菊研究会」が沖永良部への視察研修を実施し,沖永良部花き専門農協青年部と意見交換を行いました。研修ではスマートフラワーの取組や平張りハウスでのスマート農業について学びました。今後の鹿児島県の花き栽培の維持に向けては,省力化やスマートフラワー規格への対応,輸送問題の対応等が必要との意見があり,情報交換をしながら産地維持を図ろうとお互いに刺激をもらい,意識が高まりました。農政普及課では若手生産者の栽培及び経営安定支援を行っていきます。

完熟「きんかん春姫®」果実品評会と試食宣伝販売を実施

かごしまブランド品目で1月上旬から共販出荷を開始した完熟「きんかん春姫®」の果実品評会が,JA南さつま果樹選果場で2月6日に開催されました。出品果実16点の量目,糖度,玉揃い,外観,着色について関係機関メンバーで審査し,組合長賞等の入賞5点を決定しました。また,2月17日にはおいどん市場与次郎店,谷山店で試食販売を行い,生でも甘くて美味しいと消費者からも高評価でした。今後も生産者・関係機関一体となり「きんかん春姫®」の生産振興と産地維持対策に取り組んでいきます。

指宿市

JAいぶすき観葉植物部会と市場関係者の商談会(観葉フェア)開催

2月13日,JAいぶすき観葉センターで「観葉フェア2024春」が開催され,全国の主要市場関係者約80名が来場しました。フェアには,JAいぶすき観葉植物部会生産者23戸が出展しました。市場関係者は各生産者のブースを巡り,活発な商談が行われ,生産者からは次年度以降の取引につなげられたとの意見を聞き取ることが出来ました。また,会場では観葉女性部Ms,の会による指宿市特産の「そらまめ焼き」等を振る舞い,フェアを盛り上げました。

4Hクラブ員が山川小3年生にそらまめの観察と収穫体験を支援

2月8日,AGRI倶楽部指宿が山川小学校3年生約50名を対象に,そらまめの観察・収穫体験の食育支援を実施しました。今回は,収穫期を迎えたそらまめほ場で,クラブ員による特産のそらまめの概況について説明を行い,指宿市の農業を知る機会になるよう支援を行いました。そらまめのスケッチをした後,クラブ員の支援により収穫を体験し,「おいしそう」「早く食べたい」など楽しそうな声を聞くことができました。

県フラワーコンテストで10点入賞

2月1日,かごしま県民交流センターで県フラワーコンテストが開催され,県内の各産地から多く出品がありました。指宿からは観葉植物,切り花24点が出品され,うち金賞2点を含む10点が入賞されました。指宿は過去5年間で農林水産大臣賞を3回受賞するなど評価の高い産地であり,今回も切花では出品された全員が入賞し,産地全体の品質の高さがうかがえました。

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