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更新日:2023年12月26日

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令和5年9月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

南さつま市で秋そばの栽培を学ぶ

8月25日に南さつま市の秋そば栽培農家を対象に,南さつま市大浦町で秋そば栽培研修会が開催されました。研修会では,適期播種や排水対策,除草,施肥,ミツバチ保護に留意した開花期を避けた病害虫対策等の説明を行いました。生産者からは,台風による塩害,ヨトウムシ類やイノシシ被害,排水が難しいといった意見が出され,他参加者同士で意見交換していました。今後は霜害に遭わないよう,適期播種を呼びかけ,秋そばの収量向上のために啓発を図っていきます。

秋まきにんじんでドローンによる除草剤散布を実証

9月15日に枕崎市でドローンによる除草剤の粒剤散布実証を行いました。生産者とJAを含め13名が参加し,意見交換も行いました。管内ではドローンが多数導入されましたが,露地野菜での活用事例は少なく,粒剤散布も行われていません。今回は農業開発総合センターと連携して,にんじん播種後に除草剤を散布しました。参加したドローン所有にんじん農家からは活用の可能性に期待するなどの意見もありました。今後は雑草の発生状況を調査し,現地での普及の可能性を検討していきます。

新規就農者の経営発展に向けた現地巡回指導を実施

南九州市は,新規就農者など16人を対象に,就農状況を確認するとともに,担い手としての定着化や青年等就農計画の目的達成に向け,関係機関・団体及び南薩地区指導農業士会と合同で現地巡回指導を行いました。新規就農者が抱える作物生産や畜産管理に対する課題や,経営の悩み等に対し,それぞれの立場から助言を行いました。特に,指導農業士自らの経験を踏まえた助言は,経営発展に向けて意識を高め,新規就農者にとって非常に参考となりました。

有機農業生産グループが農業高校生を実習で支援

9月22日に加世田常潤高校で,有機農業生産グループが農業高校生の実習を支援する交流会が行われました。この交流は,南さつま市の「オーガニックビレッジ活動」の一環で,高校では学校給食用の有機農産物生産を授業に取り入れ,種まきから収穫までの体験を計画しています。当日は1年生12名と先生方が農家に支援されながら,玉ねぎとにんじんの種まきに挑戦しました。生徒からは,「作業は楽しかった」や「収穫が楽しみ」などの感想が出されました。

フラワーアレンジメントを通してクルクマをPR

8月25日に南九州市花き振興会は知覧文化会館で,市内の20~30代の男女15名を対象にフラワーアレンジメント講習会を開催しました。初めての6名を含め,昨年度より参加者が増加しました。南九州市川辺町のクルクマを中心花材とし,生産者からクルクマの魅力をPRしました。参加者はクルクマの品種の多さに驚いており,講習会後のアンケートでは,花に興味を持ち家で飾ってみたいという声が聞かれました。年明けにも講習会を開催予定で,今後も農政普及課では販売促進に向けたPR支援に取り組みます。

全国の消費者に知覧茶をPR

8月26日から9月16日までの毎週土曜日に南九州市茶業振興会は知覧茶アンバサダーを全4回にわたり開講しました。茶生産者や関係機関がオンラインで全国の茶に興味ある消費者に知覧茶を紹介するイベントで,農政普及課は第3回の茶の効能,第4回の茶の品種とマイブレンド茶作りを配信しました。マイブレンド茶作りは5品種を飲み比べ,自分好みにブレンド茶を作成し,参加者は普段経験することがない体験を楽しんでいました。今後も知覧茶のブランド力向上を支援していきます。

指宿市

『みどり認定』鹿児島県第1号/JAいぶすきエコオクラグループ

JAいぶすきエコオクラグループが取り組む「環境負荷低減事業活動実施計画(通称:みどり認定)」が,県内第1号として8月18日付けで認定されました。計画では,天敵等を活用したIPM技術による農薬使用低減や土壌分析に基づいた化学肥料の低減等に取り組むこととしています。9月12日JAいぶすき中部支所で,グループ員及び関係者25人が出席し,認定書の交付式が行われました。また,同グループ会長から,会員及び取組面積の拡大やIPM技術の導入を更に進めていくと抱負が述べられました。

指高生から『観葉のまち指宿』発展のアイディアを得る

8月22日,JAいぶすき観葉植物部会主催のサマーセミナーがJAいぶすきで開催されました。部会員20人,関係者10人が出席し,指宿高等学校の生徒が,『観葉のまち指宿について~指高生,観葉植物について考える』をテーマに学習発表を行いました。高校生ならではの視点で探究した活動成果や指宿の観葉植物の認知を広げるためのアイディア等を得ることができました。農政普及課では引き続き,『観葉のまち指宿』のPRに向けて活動を支援していきます。

農業経営者クラブいぶすき支部会員が今後の農業振興について考える

8月28日,指宿市内で農業経営者クラブいぶすき支部研修会が,クラブ員,関係機関・団体,県議会議員参集のもと開催されました。研修会では,農政普及課から人口減少が農業生産へ及ぼす影響について,人口・農業就業人口の推移と予測等を説明した後,地域農業を維持するために,「農業就業者や労働力をいかに確保するか」をテーマに意見交換を行いました。県議会議員を交えた活発な意見交換が行われ,クラブ員には今後の地域営農の方向性を考える良いきっかけとなりました。

県農業青年交換大会を指宿市で開催,若手農家の経営を研修する

9月2日,県農業青年クラブ連絡協議会主催の県農業青年交換大会が指宿市で開催されました。県下のクラブ員ほか関係者24人が参加し,担当地区AGRI倶楽部指宿会員「元気ファーム光」と「MATSUKIGARDENING」,先進農家である「株式会社カマタ農園」の視察研修を行いました。それぞれの経営概況説明や施設等の見学,経営に対する考え方や技術の取組等について活発な意見交換が行われ,クラブ員の運営による有意義な研修となりました。

JAいぶすき畜産共進会で,県畜産共進会への出品牛2頭が決定!

9月5日,指宿中央家畜市場で,いぶすき農協畜産共進会が開催され,第1部から第3部で合計44頭の出品がありましたた。個体・比較審査により,9月30日に姶良中央家畜市場で開催される県畜産共進会への出品牛2頭が決定しました。出品された牛の中にはやや栄養度が高い牛や肢蹄が弱い牛も見られたものの,全体的に発育は良好で種牛性に優れた雌らしい牛が多く出品されました。今後も関係機関一体となって,優良雌牛を保留し,商品性の高い子牛生産につなげられるよう取り組んでいきます。

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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