閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和5年12月南薩地域の現地農業情報

更新日:2024年2月1日

ここから本文です。

令和5年12月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

新規就農者の茶部門別研修の開催

11月27日,就農5年目までの新規就農者を対象に,昨年要望のあった「茶の土壌管理」「茶の審査技術」について研修を行いました。茶の土壌管理は土づくりの重要性を中心に研修しました。茶の審査は,荒茶出荷前における欠点・欠陥茶の確認や,荒茶価格の向上に繋がる必要な技術であるため,参加者が判別できるようになるまで実施しました。指導農業士から今後営農を続けていく上で,仲間づくりの重要性や,茶業経営,技術習得に向けた姿勢等について助言をいただきました。

部門1 sinnsa
写真1_新規就農者の茶部門別研修の様子1 写真2_新規就農者の茶部門別研修の様子2

大浦で水稲の病害虫対策を学ぶ

11月30日,南さつま市大浦町にて大笠地区の水稲出荷反省会が行われました。令和5年の出荷実績は約32,000袋と過去3番目の実績となりました。令和4年はいもち病で品質低下になりましたが,補完防除等のいもち病対策により1等米が前年比393%と等級が回復しました。今年も坪枯れが発生しましたが早刈り対応を行いました。農政普及課からは,次年度に向け,箱施薬剤によるウンカ等の対策を啓発しました。農家から新情報をどんどん繋いで欲しいとの意見もありました。今後も高品質な水稲生産に向け支援していきます。

JAさつま日置焼酎甘藷部会が大隅支場で育苗を学ぶ

12月6日,大隅支場で「みちしずく」の育苗について研修会が開催され,JAさつま日置南部地区酒造用甘藷部会30名が参加しました。「みちしずく」の伏せ込み間隔や種いもサイズ等の説明が行われました。研修後半では原料用甘藷の新品種候補のイモを含め,複数の品種についてイモを確認しました。生産者からは,現地に適応した試験をして欲しいとの意見や萌芽数,栽植密度等の質問が多く飛び交いました。バイオ苗の育苗が始まり,今後育苗が本格始動するので,引き続き支援を行います。

南薩地区農業を語る

12月8日,経営者クラブ川辺支部と指導農業士会との共催により「南薩地区農業を語る会」を開催しました。サツマイモ基腐病対策をとっているJA南さつまのサツマイモ種いもの蒸熱処理施設(南九州市),新規就農者の定着及び経営状況(枕崎市),施設花き大型法人における生産販売状況(枕崎市)の現地視察を行い,引き続き情報交換会を開催しました。参加者は,現場における課題や現状等を関係機関間で情報共有を行い,農業情勢把握を行いました。

南九州市流通部会が仕上げ茶の品質を確認

12月15日,南九州市茶業振興会流通部会は知覧茶の規格統一のため審査会を開催しました。1,000円で販売している仕上げ茶製品45点について,農業開発総合センター茶業部と農政普及課が品質審査・評価を行いました。ほとんどの製品が規格基準以上の品質でしたが,製造から時間が経過し,保管管理の不具合で変質した品も数点あり,商品管理の重要性を指摘し,仕上げ茶による収益向上を指導しました。また,火入れが強く焦げ臭のある茶もあり,地域に近赤外分光分析機が必要と要望しました。

bumonn 仕上げ2
写真3_規格統一審査会の様子1 写真4_規格統一審査会の様子2

南さつま市で甘藷の基腐病対策を学ぶ

12月18日,南さつま市坊津地区8名と19日に金峰地区28名の生産者に対し,育苗中の管理と基腐病対策に関する研修会が開催されました。貯蔵中の腐敗イモ除去,育苗中の温度・水管理,苗消毒等の説明を行いました。また,本年度行った金峰の土壌消毒剤の展示ほの結果も踏まえて,一次感染抑止とその後の防除体系について説明を行いました。今後,育苗が始まるため,関係機関と連携し,持ち込まない対策の支援を引き続き行っていきます。

南九州市花き振興会が花の需要とアレンジを学ぶ

南九州市花き振興会会員に対して,12月11日に全体研修会が川辺で,12月18日にはアレンジメント講習会が頴娃で開催されました。全体研修会ではコロナ後の花屋,消費者の動向について,市場関係者から講演があり,コロナ後の需要の変化に対応した花栽培,出荷体制について学びました。また,アレンジメント講習会では生産者自ら,家庭向け消費拡大に向けたアレンジメントの仕方について学びました。農政普及課では花の魅力アップにつながる販売促進のPR支援に今後も取り組んでいきます。

川辺の農事組合法人等が加工品の販売促進(PR)

川辺地域集落営農組織連絡会に加入する農事組合法人たべた,どんどんファーム古殿,土里夢たかた(案山子),川辺地域集落営農組織で組織されるそば組合は,それぞれ加工品の商品開発を行っています。今回,12月10日の道の駅川辺やすらぎの里の新米まつりに参加し,販路拡大へ向けて生そば,そば粉,そばの実,ガネ,甘酒,味噌など販売しました。買い物客は,鹿児島市からが多く,70代と子ども連れが多く訪れました。消費者の志向等も把握する良い機会となりました。

農事組合法人どんどんファーム古殿がクラウドファンディングに挑戦中

農事組合法人どんどんファーム古殿は,県特産品協会のMAKUAKE販売促進事業を導入し,全国名水百選清水の湧水で生産された自社米を原料に米麹,塩こうじの商品化と併せて,甘酒,味噌,米の販路拡大を図るため,目標の10万円を目指してクラウドファンディングに挑戦し,インスタやホームページで応募を行っています。情報の拡散がなかなか難しいですが,新たな挑戦による売上向上に向けて,価格設定や商品開発など引き続き支援していきます。

さつまいも栽培講習会の開催~基腐病軽減に向けて~

12月に,枕崎市,南さつま市,南九州市の3市11カ所で,延べ387名の生産者が出席し,6年度さつまいも栽培に向けて,基腐病対策を中心とした栽培講習会を開催しました。生産者は,基腐病抵抗性品種や新しい農薬について活発に質問が行われ,予定時間を超過するほどの盛り上がりを見せました。農政普及課は,今後も基腐病対策を中心とした栽培技術の指導を行っていきます。

基腐病発生軽減対策について学ぶ

12月13日に,頴娃農業開発研修センターで南薩地域の生産者等を対象に基腐病発生軽減対策についての研修会が行われ,50名の参加がありました。市から実証ほの実績をもとに,「品種の違いによる基腐病の発病」,県から「みちしずくの遅植とマルチの違いによる収量性」を説明し,最後に,農研機構から「糖含有珪藻土を活用した土壌還元消毒」について研修がありました。質疑応答では,活発に質問が行われ,基腐病対策への関心の高さがうかがえました。

指宿市

農業経営スペシャリストを要請し,法人化を検討

12月13日,南薩振興局指宿庁舎会議室で,法人化を志向する野菜生産認定農業者に対し,農業経営・就農支援センターのスペシャリストによる経営検討会を開催しました。派遣税理士からは,前年度決算による社会保険等を考慮したシミュレーション結果を基に,税制面での助言を受けました。相談者は,今回の検討結果を受け,更なる規模拡大,雇用の確保を図り,令和6年に法人化の手続きを進める意向を示しました。農政普及課では,次年度,社会保険労務士を要請し,継続した支援を行っていきます。

新規就農者の支援方法について検討を実施

12月12日,指宿市ふれあいプラザなのはな館で指宿市指導農業士会8人が参加し,令和5年度活動検討会を開催しました。会議では,令和5年度の実績及び活動計画の検討や新規会員の紹介などを実施しました。また,指導農業士からは,次年度以降の新規就農者育成に向けて関係機関との連携はもとより,女性農業経営士や青年農業士と連携して新規就農者の育成・確保に取り組むことを確認しました。今後とも指宿市の新規就農者の育成確保に努めていきます。

ハウスオクラ栽培の基本的な管理技術,害虫対策等について検討

12月11日,南薩振興局指宿庁舎会議室で,市,JA,農政普及課等の専門部会員14人が出席し,令和5年度園芸振興協議会技術部会オクラ専門部会を開催しました。会議では,ハウスオクラの温度管理技術やかん水管理技術の基準(案),近年,指宿地域で発生が拡がっているコナジラミ類の天敵を活用した防除対策等ついて検討しました。その中で,温度管理基準(案)は,令和6年産ハウスオクラの栽培基準表に掲載する方向で進め,その他は継続課題としました。

農業青年がプロジェクト,意見発表で自分の取組や思いを伝える

12月5日,指宿市ふれあいプラザなのはな館で,青年,指導農業士,関係機関,山川高校生63人が参加し,AGRI倶楽部指宿が中心となり,南薩地域青年農業者会議が開催されました。3名のプロジェクト,2名の意見発表があり,課題解決への取組,農業に対する思いを語りました。野畑主任専指の講評では,プロジェクトに取り組むことの意義,また指導農業士の激励の言葉「生涯プロジェクトに取り組むことの大事さ」に,参加者は今後の活動のあり方について,思いを新たにしました。

いぶすき産業まつりでIPMの取組が個人,団体で表彰される

12月2日,指宿市民会館で,いぶすき産業まつり式典が開催され,各種表彰式が行われました。農業部門では,産業功労者として,オクラIPMの先駆者で,指導農業士として新規就農者の課題解決支援等の功績が認められた諸留一司氏が表彰されました。また,優良団体として,全国でも類を見ないオクラの露地栽培でIPM導入による防除法の確立・推進等の功績が認められ,JAいぶすきエコオクラグループが表彰されました。農政普及課として,今後もIPMを推進していきます。

ニューファーマーがえんどう類の栽培管理について学ぶ

12月7日,第3回えんどう類ニュ-ファ-マ-講座を,山川図書館と指導農業士のスナップえんどうほ場で,新規就農者13名を含む21人参加のもと開催しました。低温期の草勢維持対策や効率的な病害虫防除体系,低温障害対策について説明するとともに,気象災害などのリスク軽減の手段として収入保険について説明しました。現地ほ場では,2名の指導農業士から,今後の管理等についての助言を受けました。栽培技術や使用した資材の種類など,活発な意見交換がなされました。

グリーンフェスタで観葉植物の販売大盛況

12月2日,3日,いぶすき産業まつり会場で第43回グリーンフェスタが開催され,いぶすき農協観葉植物部会による観葉植物の販売や,観葉女性部Ms.の会によるスワッグ・こけ玉作りのワークショップが行われました。観葉植物の販売は急きょ補充するほど大盛況で,2日間の売上げは920鉢となりました。スワッグ・こけ玉作りのワークショップは,女性や子どもに大人気でした。農政普及課では今後も,指宿産の観葉植物のPR・販売活動を支援していきます。

経営者クラブ員が労働力確保・定着に向けた労働環境づくりを学ぶ

12月12日,なのはな館で農業経営者クラブいぶすき支部の主催で家族研修会が開催され,クラブ員,関係機関・団体併せて18人が参加しました。研修会では,指宿市在住の社会保険労務士を講師に迎え,「女性など農業従事者が働きやすい環境づくり」と題しての講演で,求人票の書き方や女性が好む労働環境等について学びました。研修後は情報交換会を開き,講師を囲んで労働環境づくりについて,意見交換等も活発に行われ,盛り上る家族研修会となりました。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

南薩地域振興局農林水産部農政普及課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?