閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 地域振興局・支庁 > 南薩地域振興局 > 産業・労働 > 農業 > 普及情報 > 令和5年8月南薩地域の現地農業情報

更新日:2023年10月3日

ここから本文です。

令和5年8月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

南九州市地域計画協議進行中

南九州市では,地域計画推進にあたり,策定推進チームを市,JA,農業委員・農地利用最適化推進員,農政普及課で編成し,策定地区ごとに協議を行っています。地域計画の必要性,地区設定の確認をはじめ,地域の現状と課題,地域農業の将来のあり方,基盤整備事業等踏まえながら話し合いを進めており,古殿・野間・清水地区においては,耕作者による農地集積まで話し合われました。令和5年度は,19地区の策定を目標としており,策定へ向けて引き続き支援していきます。

金峰町で今後の基腐病の対策を学ぶ

8月18日に金峰町で,さつまいも収穫前~貯蔵対策までの基腐病対策の現地検討会が開催されました。検討会では,育苗床の消毒,病害虫の防除,早期耕うん,貯蔵前対策等の説明を行いました。新規登録の土壌消毒剤ほ場と「みちしずく」のいもを視察し,また,金峰町のドローンによる防除作業の受託作業を周知しました。生産者からは,「みちしずく」は切り離しやすいといった意見や,種いも消毒や土壌消毒について質問があがりました。今後も来年産に向けた対策を支援していきます。

今後の集落営農組織のあり方を学ぶ

8月23日,南九州市川辺地域集落営農組織連絡会と川辺技連で熊本県の先進地を研修しました。効率的な経営と併せて,地域に住む人が増える地域コミュニティの再構築を大事にするネットワーク大津株式会社は,今後の川辺地域集落営農組織連絡会が検討していくべき組織体制の一つ(広域法人)です。今回参加した3法人の意向等踏まえ,川辺地域全体の今後の集落営農組織のあり方について,市,JAと連携しながら支援していきます。

輪ギクでスマート農業導入実証活動試験中

枕崎市大塚の周年菊研究会はスマート農業導入促進事業を活用し,輪ギクの夏場の高温対策実証を行っています。梅雨明け後の高温による開花遅延や奇形花の発生が課題となっていることから,ドローンを活用してハウスに遮熱資材を散布しました。ドローン散布によりハウス上での危険な高所作業が不要で省力化できるほか,ムラなく散布することができ,8月中旬時点で慣行栽培より最高気温は平均で1.5℃低く,温度上昇を抑えられていました。引き続き調査,効果の検証を行っていきます。

新規就農者が実践で農業を学ぶ!

7月26日と8月2日の2回,新規就農者の農業基礎講座を頴娃農業研修センターで実施し,延べ18名が参加して,営農に必要な農業機械や病害虫・土壌肥料の基礎知識を学びました。農業機械の研修ではトラクタや管理機等のメンテナンスを実体験で学びました。また,指導農業士が自らの体験を踏まえ,記録の大切さや記帳による農業経営の計数把握の重要性を指導しました。研修生からは,「経営のやり方によって自分たちの収入が変わるので,ちゃんと勉強していきたい」等の意見が出されました。

農業基礎講座
写真1_農業基礎講座の様子

きんかん重点農家の各園を巡回

8月17日,南さつま市で就農5年以内及び技術習得支援が必要なきんかん重点農家を対象に現地検討会を開催し,7名が出席しました。出席者の園地を巡回し,各園の状況に応じて関係機関メンバーの助言と参加者との質疑応答が行われました。特に大玉果生産に向けた肥大促進のため,8月の摘果が重要であることを意識づけました。巡回後の室内検討では,6月に実施した個別ヒアリング結果をそれぞれ返し,ヒアリング時に設定した目標収量と秀品率到達に向けた具体的取り組みの再確認を行いました。

基腐病対策として,新品種「みちしずく」を推進

8月18日,枕崎市でさつまいも農家を対象に,新品種「みちしずく」の現地研修会を開催しました。収穫作業が忙しい中,農家が12名が出席し,市や酒造会社等の関係機関も参加しました。「みちしずく」のほ場にて,品種の特性をはじめ基腐病に強いことを説明し,出席した農家は実際のほ場の様子を見学し,基腐病が発生していない状況を確認していました。農政普及課は今後も室内研修会等の支援を続けていきます。

KEファーマーズが仕上げ茶を飲み比べ火入れ具合を研修

7月24日,JAいぶすき茶業センターで頴娃町青年クラブKEファーマーズが仕上げ茶を飲み比べ,火入れ具合を検討しました。今回の仕上げ茶は5月に開催した仕上げ研修会で品種ごとに9種類を作成したもので,会員は最適な火入れ具合で品種の特徴が感じられるか話し合っていました。今回作成したお茶はどれも香り,味がよく感じられ,おいしいお茶になりました。農政普及課はこれからも青年の茶生産技術向上を目的に支援を続けていきます。

指宿市

新規就農者等がオクラ露地栽培の夏期管理のポイントを学ぶ!

8月1日,オクラ栽培の新規就農者等を対象に『令和5年度オクラニューファーマー講座(第2回)』を指宿校区公民館などで開講しました。新規就農者等16人,関係者10人が出席し,室内研修やオクラほ場で現地研修を行いました。室内では,台風対策や病害虫防除等のポイントを学び,現地では,出席した新規就農者のほ場で,講師の指導農業士等から,台風対策や草勢管理について事例をもとに助言等をいただきました。受講者は,熱心に研修していました。

農業機械士会が農道の交差点に白線を引いてトラクター事故を減らす

7月31日,指宿地区農業機械士会は,山川地区のほ場周辺道の環境整備を実施しました。夏期は道路脇で脇道や交差点の視界が悪くなり,トラクター事故が増えることから,農道の交差点に白線を引いて,交差点の「見える化」を行いました。また,ロードミラーの清掃も行い,事故防止に向け地域奉仕活動を熱心に行いました。

いぶすきマンゴー出荷最盛期に果実品質を競う

7月27日,いぶすき農協熱帯くだもの部会主催による「第18回M-1グランプリ(マンゴー品評会)」がJAいぶすきで開催されました。今年産のマンゴーは,生育遅れや着花が不安定で出品数が少なかったものの,出品された2玉部門4点,3玉部門3点は,着色不良も少なく,糖度も15度を超える果実が多くみられました。なお,審査の結果は,2玉部門,3玉部門ともに坂元氏がグランプリを獲得しました。

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

南薩地域振興局農林水産部農政普及課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?