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更新日:2023年8月2日

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令和5年5月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

金峰で早期水稲の栽培技術を学ぶ

5月9日から5月12日まで金峰町で水稲の栽培講習会が開催されました。生育は平年よりやや早く推移し,順調に茎数を確保しています。JAさつま日置からは出穂予測は6月16日から6月22日と説明があり,雑草対策や今後の管理の説明が行われました。農政普及課からは,いもち病の対策を説明しました。生産者からは,いもち病について質問が挙がり,昨年はいもち病の被害が多かったことから危機意識を持っています。今後も農政普及課は収量向上と高品質な水稲生産に向けて支援を行っていきます。

本年産南薩地区の出品茶良品が並ぶ

令和5年産の全国及び県茶品評会の出品茶の生産が4月7日から開始され,枕崎市4点,南さつま市1点,南九州市30点を出品します。本年は3月下旬から4月上旬にかけて,日照不足と低温により被覆効果が得られなかったものの,全体的に芽揃いもよく艶のある良品の生産ができました。昨年は南九州市が全国茶品評会及び県茶品評会で産地賞,農林水産大臣賞を獲得し,本年度も上位入賞が期待されます。

春かぼちゃ高値販売が続く

令和5年産「加世田のかぼちゃ」の出荷協議会が5月2日に行われ,市場から輸入かぼちゃの減少など販売環境がよく高値販売が期待できることが伝えられました。出荷協議会では,加世田かぼちゃの特徴である完熟かぼちゃの品質を守りながら,販売量175t,平均単価320円/kg,共販額56百万円を達成することが確認されました。5月8日にハウス栽培から出荷が始まり,4L,3Lが800円~900円/kgで取引されるなど,5月は高単価での販売が続いており,6月以降も高値販売が期待されます。

4年ぶりの新茶・大野岳マラソンinえい大会で花を販売

4月29日,「新茶・大野岳マラソンinえい大会」が4年ぶりに開催され,南九州市花き振興会は,カーネーションとスターチスの販売を行いました。カーネーション750本,スターチス80本を販売し,大会終了前に完売しました。赤やピンクだけでなく,流通量の少ない花色や複色の品種が特に人気でした。また,八重咲きのテッポウユリ「咲八姫」の展示も行い,購入希望の声が多く聞かれました。農政普及課では,今後も振興会活動を通して,花き振興及びPR活動支援を行っていきます。

大野岳マラソン
写真1_新茶・大野岳マラソンinえい大会の様子

道の駅で南九州市産の花をPR

南九州市花き振興会は,母の日に向けてGW期間中に,道の駅「川辺やすらぎの郷」で南九州市で栽培された花のフラワーアレンジメント展示を行いました。1週目はカーネーション,2週目はダリア,咲八姫中心のアレンジメントを展示しました。また,13,14日はカーネーションの販売も実施しました。コロナ禍でPRの場がなく始めたアレンジメント展示でしたが,毎年多くの観光客で大好評であり,今年度で3回目となりました。引き続き農政普及課では,高品質な花き生産に向け支援を行っていきます。

花1 花2
写真2_フラワーアレンジメント展示1 写真3_フラワーアレンジメント展示2

今年度の担い手育成にかかる方針を情報共有

5月23日,市農政担当課,農業委員会,農政普及課の担い手担当職員が出席し,「令和5年度南薩地区担い手当者会」を開催しました。認定新規就農者から認定農業者への円滑な移行,指導農業士会と連携した新規就農者の定着支援,女性農業経営士の育成,家族経営協定の推進,地域計画推進の現況と課題などを協議・意見交換しました。今年度の担い手育成のかかる施策を共有でき,関係機関・団体一体となった支援を行っていきます。

ドローンによる基腐病一斉防除

枕崎市俵積田地区の農家13名が,植付日を4月10日に揃えた2haのさつまいも畑で,サツマイモ基腐病への防除作業をドローン散布で一斉に行うことを計画しました。5月16日は,農家や関係機関等10名が出席し,晴天・無風の中ドローン散布によるアミスター剤を散布しました。作業時間は20分/haと早く,ほ場内に立ち入らず省力的な防除作業となりました。6月に2回目の散布を予定しており,農政普及課はこの取組を今後も支援していきます。

KEファーマーズが品種別の品質評価と仕上げ方法を研修

頴娃町青年組織KEファーマーズは,5月11日に多様な品種の特徴を活かした生産に取り組むため,会員が役割分担で品種別に仕上茶を生産し,収益が高まる方法を検討しました。ドラム式火入れ機での火入れの際は,会員は茶葉の温度を確認しながら,火香が入りすぎず品種の違いが感じられる火入れになるように努め,お湯に出して火入れ具合を話し合いました。農政普及課では青年育成を通して,収益が高まる生産を指導していきます。

KE1 KE2
写真4_仕上げ茶研修会の様子1 写真5_仕上げ茶研修会の様子2

リュウキュウミカンサビダニ撲滅に向けて前進

管内では,リュウキュウミカンサビダニの徹底防除を図るため,昨年から農総セ病害虫防除室の協力でたんかん園の発生消長を把握するとともに,防除対策の課題整理,防除体系の見直しを現在行っています。5月上中旬に開催されたJA南さつま果樹部会の枕崎,坊津,大笠支部の各総会では,今までの取り組みを防除室担当者に講演いただき,徹底防除を推進しました。生産者からは多くの質問が出され,徹底防除実践への意識が高まりました。今後も地域・関係者一丸となって取り組んでいきます。

指宿市

ロボット草刈機実証結果を紹介

いぶすき農協果樹部会通常総会が部会員他22名が参加して5月11日に開催され,総会の議事終了後,研修会が行われました。研修会では農政普及課から,令和4年度に実証に取り組んだロボット草刈機について,草刈作業に費やす時間が89%削減できたこと,この作業時間の短縮により他の管理作業ができるようになったことなど,実証結果を紹介しました。今後も関係機関と連携し,課題解決に取り組んでいきます。

そらまめ栽培における点滴かん水技術の検討

4月24日に園芸振興協議会指宿支部そらまめ専門部会の点滴かん水技術の現地検討会を開催しました。秋期の降水量の少ない期間に,かん水によるカルシウムの吸収を促進させ,カルシウムの不足が一因とされているしみ症の軽減効果の令和4年度の実証結果について報告しました。併せて,点滴かん水,通路散水及び降雨のみの3つの試験区を比較した結果,そらまめの総枝長や根域の深度を大きな差はなく,かん水による根の傷み等の生長への影響がないことを関係者で確認しました。

新規就農者の巡回指導

5月15日,16日に指導農業士会8名,女性農業経営士4名,農業青年クラブ2名,指宿市6名,JAいぶすき4名,農業普及課6名(延べ人数)で令和4年度に新規就農した12名を巡回訪問しました。新規就農者からは,作物生産や経営の悩みなどを聞き取るとともに,アンケート調査を実施しました。併せて,ニューファーマー講座への出会や農業青年クラブへの加入を推進しました。今後とも,新規就農者の経営発展に向けて支援を継続することとしています。

令和5年度指宿市指導農業士会総会を開催

5月23日に指宿市指導農業士会総会(会員14名)が開催されました。会では,令和4年度の活動実績及び令和5年度の活動計画が承認されました。本年度も,新規就農者の確保・育成に向けた取組の強化に向けて,オクラだけでなくスナップエンドウの巡回指導を実施するとともに,収入保険制度の周知,環境と調和した農業の推進を図るなど,会の活動強化に向けて取り組むことを確認しました。

九州農政局長賞を受賞!~JAいぶすき指宿オクラ部会エコファーマーグループ~

JAいぶすき指宿オクラ部会エコファーマーグループが,2022年「九州地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール」の有機農業・環境保全型農業部門で,九州農政局長賞を受賞しました。同グループでは,オクラに発生するアブラムシの防除に,天敵を活用するIPM技術を早くから導入し,特に露地栽培でのIPM技術の導入は全国でも類をみない取り組みとして評価されました。5月23日にはJAいぶすき本所で,生産者代表及び関係者14名が出席し表彰式が行われました。

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写真6_九州農政局長賞を受賞されたJAいぶすき指宿オクラ部会エコファーマーグループの方々

令和5年度AGRI倶楽部指宿総会を開催

5月23日にAGRI倶楽部指宿(会員10名)の総会が開催され,令和4年度活動実績及び令和5年度活動計画が承認されました。今年度は,県連行事の農業青年交換大会,南薩地区農業青年会議が指宿市で開催されるので,その準備等会員の協力のもと活動を進めていくことを確認しました。また,議事終了後,昨年度完成したクラブ員1名のプロジェクト発表もあり,関係者にクラブ員の活動状況の理解が進む総会となりました。農政普及課では今後も活動支援を進めていきます。

ファームコネクト指宿(女性農業経営士会)今年度活動を確認

4月26日にファームコネクト指宿の定例会が開催され,10月開催予定の若手女性農業者交流会を7月に変更し,特産のオクラを使った料理の紹介及び交流会を行うこととなりました。県農村女性リーダーネットワーク助成事業の活用も含めて対応するとともに,この活動については,会員が新規就農者巡回でのチラシ配布や若手女性への呼びかけを行っていきます。農政普及課では,会の運営等上手く進むよう継続して支援していきます。

サツマイモ基腐病確認されず

南薩地域サツマイモ基腐病対策PT指宿市作業部会では,5月24日,午前山川地区,午後開聞・指宿地区のさつまいもほ場の一筆毎巡回調査を行いました。つる割病は散見されましたが,基腐病は確認されませんでした。今後,2週間毎にさつまいもほ場の一筆毎巡回調査を実施し,「排水対策」,発病株の「早期発見」,「抜き取り・除去」,「薬剤散布」等基本対策の徹底を図っていきます。

 

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南薩地域振興局農林水産部農政普及課

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