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更新日:2023年8月22日

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令和5年7月南薩地域の現地農業情報

枕崎市,南さつま市,南九州市

川辺で排水対策を中心に大豆栽培を学ぶ

6月23日に南九州市川辺地域で大豆の栽培研修会が開催されました。農政普及課から7月20日までの適期播種,排水対策,除草,中耕培土,病害虫対策を中心に説明を行いました。また,不耕起播種や畝立て同時播種を行っているほ場を見学し,適期播種するための技術を学び,生産者は,排水対策の有無が初期生育に及ぼす影響を確認し,畝立て同時播種に興味を示していました。今後も収量向上と高品質な大豆の生産に向けて支援を行っていきます。

茶摘採技術の腕を競う~南九州市乗用型摘採競技大会~

6月29日,乗用型茶摘採競技大会が,安全で的確な運転操作技術の向上を目的に,同市汐見原集団茶園で開催されました。精鋭8チームが参加し,茶技術員が摘採の速さだけでなく,運転操作の正確さ,摘採面の均一度,機械整備等を審査しました。参加者は安全を確認し,摘採刃の高さを慎重に調整するなど普段通りに取り組んでいました。近年,乗用型機械等の事故が多く,安全講習会も開催されました。

金峰コシヒカリ出発式で豊作を期待

7月20日,JAさつま日置ライスセンターにて金峰コシヒカリの出発式が行われました。水稲部会長より,昨年は天候不順で病害虫が多く大変厳しい年でしたが,今年は天候に恵まれて収量は期待でき,4~5日後に消費者へ届けられるとあいさつがありました。金峰のコシヒカリの収穫は7月14日から始まり,本土1番の出荷となり,20日過ぎから収穫は最盛期を迎えると見込まれます。今後も農政普及課は安心安全で高品質な水稲生産の支援を行っていきます。

関心の高い仲介者不要の一日農業バイト「daywork]

7月3日,労働力確保対策のため,川辺のひまわり館で女性農業者や農業法人等40人を対象に鎌倉インダストリーズ株式会社代表取締役原雄二氏が一日農業バイトについて講演しました。アプリの活用方法や農業界の人手不足解消には,給与や労働環境の改善が必要であること,副業による農業への参加が期待できるとのことでした。また,中央会の池ノ上社会保険労務士が労働保険及び農業者年金についての紹介も行い,一日農業バイトを活用したいという意向の参加者もいました。

新規就農者19名が農業への思いを語る

7月6日,南九州市知覧文化会館で,枕崎市,南さつま市,南九州市を対象に「ニューファーマーの集い」を開催しました。32名の新規就農者の内19名が参加し,就農のいきさつや今後の農業への思いなどを語りました。今年度は女性農業者や他県からの就農者が多いのが特徴でした。参加者の枕崎市の中崎千晶さんは東京都出身であり,地域おこし協力隊員として3年間活動後に就農し,「地域で普及している品目と合わせて,将来はハーブ類の加工に挑戦したい」と今後の抱負を熱く語っていただきました。

ニューファーマー1 ニューファーマー2
写真1_ニューファーマーの集いの様子1 写真2_ニューファーマーの集いの様子2

サツマイモ基腐病の被害軽減対策を学ぶ

6月27日にえい中央温泉センターで南九州市頴娃地区畑地かんがい営農振興会,6月30日にえいドローン組合研修会において,基腐病の被害軽減対策について研修会を行いました。研修会には,それぞれ50名,6名の参加があり,令和5年度の基腐病の発生状況,「持ち込まない」,「増やさない」,「残さない」対策,新規登録農薬の体系防除や使用方法,抵抗性品種の特性について研修を行いました。新規登録農薬や抵抗性品種については,生産者の興味も高く,今後も,研修会等を通じて啓発を図っていきます。

畑かんがい
写真3_基腐病被害軽減対策研修会の様子

枕崎と沖永良部の花き若手生産者同士の交流会

6月27日に枕崎市大塚地区公民館で枕崎市大塚周年菊研究会6名と沖永良部花き専門農協青年部4名で室内及び現地検討会を行いました。室内検討会ではお互いの産地の最近の取組を紹介しました。また,互いの経営についても意見交換がなされ,現地でも栽培技術の質問も積極的に行われました。夜には昼間参加出来なかった研究会の会員も加わり情報交換会も盛大に行われました。農政普及課では産地交流をきっかけに技術の向上,産地の発展及び花きの消費拡大に向けた取組を支援していきます。

沖永良部1 沖永良部2
写真4_室内検討会の様子 写真5_現地検討会の様子

きんかん出荷反省会で産地維持に向け士気が高まる

7月6日,生産者や関係機関が一堂に会し,津貫公民館で4年ぶりにきんかん出荷反省会が開催されました。会では,2月3日に開催した完熟「きんかん春姫®」の果実品評会審査講評と組合長賞等の入賞5点の表彰の他に,産地維持を目的とした園地や栽培に関わるアンケートを実施しました。令和5年産のハウスきんかんは6月中旬から開花期を迎えており,本会を機に生産者の士気も更に高まりました。アンケート結果は園地の継承や労力補完の課題解決に活用していきます。

たんかん出荷反省会で産地維持に向け士気が高まる

7月19日,生産者や関係機関が一堂に会し,枕崎ホテル岩戸で4年ぶりにたんかん出荷反省会が開催されました。会では,3月1日に開催した果実品評会入賞者の表彰や令和4年産の実績,令和5年産の生産・販売対策の説明がありました。高齢化や台風・病害虫被害による樹勢低下,廃園が増えつつあり,生産者からはリュウキュウミカンサビダニ防除対策の支援や,産地維持・園地継承に向けた関係機関の取組への期待等の意見が出されました。今後も生産者関係者一体となり産地の維持に取り組んでいきます。

南薩地域ピーマン合同研修会を開催

南薩地域では加世田地区15戸,頴娃地区で5戸の農家が促成ピーマン栽培に取り組んでいます。7月7日ピーマン合同研修会を南さつま市四季彩館で開催し,農家や関係機関36名が出席しました。施設ピーマンの病害対策や環境制御のポイントについて研修し,参加者からは,病害虫対策や気孔の開閉を意識した温度管理,かん水法など非常に参考になったとのことでした。促成ピーマンの単収は年々向上しており,こうした研修会等の実施により管理技術の向上を図り,増収を図っていきます。

ピーマン
写真6_南薩地域ピーマン合同研修会の様子

指宿市

豆類の土づくりや栽培初期の仕立て方法を学ぶ!

指宿市駐在では,7月6日,就農3年目までの新規就農者を対象としたえんどう類及びそらまめ栽培に関するニューファーマー講座を開催しました。当日は9名が出席し,指導農業士からは土づくりや栽培初期の仕立て方法等についてのアドバイスがありました。出席者は栽培管理に関する質問を行うなど,熱心に講義を受けていました。また,農業共済からは収入保険制度やインボイス制度について,情報提供を行いました。今後も農政普及課では新規就農者への継続した支援を行っていきます。

秋冬野菜栽培管理の注意点やアザミウマ対策へのIPM技術を紹介!

7月11日から14日までの4日間,JAいぶすき主催の指宿地区秋冬野菜栽培座談会が各地区公民館等で開催されました。座談会ではオクラ,えんどう類,そらまめ,秋かぼちゃの栽培管理上の注意点等について,市技連会野菜担当が手分けして説明しました。今年は,夏期の高温が予想されるため,地温を下げる効果のあるマルチの活用や冬期については,暖冬が予想されることからアザミウマ対策として,ソルゴーとそばを活用したIPM技術の紹介を行いました。

いぶすきマンゴー出荷始まる

令和5年産マンゴー出荷に併せ,6月26日にJAいぶすき熱帯くだもの部会通常総会が,JAいぶすき本所会議室で開催されました。総会では,消費者ニーズに応える高品質でおいしい果実づくりとM-1グランプリ(品評会)の開催が承認されました。なお,6月下旬から収穫が始まる今年産マンゴーは,出荷数量12t,販売金額20,920千円が見込まれています。

オクラの特徴や機能性等を学び,農業の魅力を発信

7月3日に指宿市山川文化ホールで,ファームコネクト指宿(女性農業経営士会)と農政普及課指宿駐在の共催で「よか・余暇ライフの集い」を開催しました。県農村女性リーダーネットワークの「農業の魅力あふれる体験講座助成事業」を活用して,若手農村女性や消費者ほか関係者21名の参加のもと,特産のオクラを使った調理実習と併せて,オクラの特徴や機能性について知ってもらう良い機会となりました。今回の集いはファームコネクトの活動や農業の魅力発信にもつながりました。

 

 

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