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更新日:2021年5月20日

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藺牟田池県立自然公園

○指定年月日和28年3月31日
○指定面積3,938ha平成24年4月1日現在
○含まれる市町村摩川内市,さつま町,姶良市

※公園区域については,環境アセスメントデータベース(外部サイトへリンク)をご覧ください。

景観

藺牟田池県立自然公園は,藺牟田池と住吉池及びその周辺地域(蒲生の大クス,帖佐臥竜梅)が指定されています。
藺牟田池は,飯盛山の噴火により火口に水を堰塞してできた藺牟田火山の中央部にある火口湖で,周囲約4km,水深約3.5mの浅池です。
湖面には低層湿原の浮上による浮島が見られ,特殊な植物が多く生育しています。暖地で泥炭が形成されるのは珍しく,国の天然記念物にも指定されています。
住吉池は,1回の火山爆発によって生じた爆裂火口(マール)に水をたたえたもので爆裂火口湖と呼ばれています。
藺牟田池(湖畔)

植物

藺牟田池には,多数の泥炭質の浮島が存在し,浮島は多くの植物の枯死部分,その不完全分解物及び泥炭によって形成され,表面に現在の植生を載せています。
湿原には,ジャヤナギやネコヤナギなどの木本類の他にテツホシダ,ヤネノグサ,ミズオトギリ,ヒトモトススキ,コマツカススキなどが生育しています。
また湖の中には,ヒツジグサやジュンサイなどが見られます。
 
蒲生の八幡神社境内にあるクスノキは,幹周りが24.2mあり,環境省が昭和63年度に実施した調査で日本一の巨樹として認定されました。その姿の偉容さには遠い昔から生き続ける生命力の強さが感じられます。
蒲生の大クス

動物

藺牟田池では,鳥類ではカルガモやマガモ,ヒドリガモ,コガモなどのカモ類やカワウ,カイツブリなどが見られます。
トンボ類では,ホソミイトトンボ,アジアイトトンボ,クロイトトンボ,コフキトンボ,チョウトンボなど数多くの種類が生息しています。
中でもベッコウトンボは,種の保存法の国内希少野生動植物種であり,平成8年6月に本地域は同法に基づくベッコウトンボの生息地保護区に指定されました。
また,平成17年11月には,ラムサール条約に基づく国際的に重要な湿地としても登録され,薩摩川内市やボランティアによる保護活動が行われています。
ベッコウトンボ

利用上のワンポイント・アドバイス

○藺牟田池湖畔には,キャンプ場やサイクリングコースが整備され,湖面ではボート遊びを楽しむことができ,四季を通じ,にぎわいを見せています。
○藺牟田池の南側の広葉樹を中心とした森は,県の森林浴の森に指定されており,散歩道も整備され,家族連れで森林浴を楽しむことができます。
○冬になると多くの鳥も飛来するので,鳥の図鑑を片手にバードウォッチングを楽しむことができます。
○近くには,郷水車や露天風呂を備えたそうめん流し竜仙館もあり,家族でゆっくりくつろぐことができます。

よくあるご質問

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環境林務部自然保護課

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