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更新日:2023年9月20日
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本剤は組換えタンパクワクチンであり,SARS-CoV-2のスパイクタンパク質(ウイルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の遺伝子をもとに作られた組換えタンパク質をナノ粒子化した製剤で,免疫の活性化を促進するためのアジュバントが添加されています。本剤の接種により組換えスパイクタンパク質がヒトの細胞内に取り込まれると,スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで,SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられています。
組換えタンパクワクチンは不活化ワクチンの一種であり,B型肝炎ウイルスワクチンなど,他のワクチンでも使用実績があります。
初回接種(1回目・2回目):12歳以上の方
追加接種(3回目以降):12歳以上の方
通常は,三角筋(上腕の筋肉)に,1回0.5mL(5μg)筋肉注射という方法で接種します。
新型コロナウイルス感染症の発症を予防します。
本ワクチンの接種を受けた人は,受けていない人よりも,新型コロナウイルス感染症を発症した人が少ないということが分かっています。
初回接種における臨床試験の結果,オミクロン株が流行する前のデータではあるものの,臨床試験を通じて,約90.4%等の発症予防効果が確認されています。また,オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの,接種により中和抗体価が上昇したとの報告があります。
追加接種については,オミクロン株が流行する前のデータではあるものの,18歳以上を対象に実施された臨床試験では,本剤の追加接種から28日後の中和抗体価は,本剤の2回目接種から14日後の中和抗体価よりも約4倍高く,一定の有効性が期待できるとされています。初回(1回目・2回目)接種で本剤以外のワクチンを接種し追加接種で本剤を接種(交互接種)した場合の知見は現時点で限られていますが,海外で実施された試験では,日本で薬事承認されている接種間隔と異なることに留意する必要があるものの,交互接種においても抗体価が有意に上昇したことが報告されています。また,オミクロン株に対する知見は限定的ではあるものの,本剤を3回接種することで中和抗体価が上昇したとの報告があります。
ただし,追加接種を受けても,発症等を完全に予防できる訳ではありません。ワクチン接種にかかわらず,引き続き,適切な感染防止策を行う必要があります。
主な副反応は,頭痛,関節や筋肉の痛み,注射した部分の痛み,疲労,寒気,発熱等があります。また,まれに起こる重大な副反応として,ショックやアナフィラキシーがあります。
詳しくは,厚生労働省のホームページをご覧ください。
武田薬品工業株式会社の新型コロナワクチン(ノババックス)について(厚生労働省ホームページ)(外部サイトへリンク)
各市町村により,武田社ワクチン(ノババックス)の接種が可能な医療機関等の調整状況が異なりますので,詳しくは,各市町村にお問い合わせください。
鹿児島市医師会病院
1回目接種:令和4年6月25日(土曜日)午後2時~午後5時
2回目接種:令和4年7月23日(土曜日)午後2時~午後4時
区分 | 1回目 | 2回目 |
初回接種 | 49名 | 43名 |
追加接種(2回目接種がアストラゼネカ 社ワクチンの方) |
32名 | 23名 |
追加接種(2回目接種がファイザー社, モデルナ社ワクチンの方) |
47名 | 9名 |
合計 | 128名 | 75名 |
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