更新日:2026年4月16日
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麻しんについては、現在、国内外における報告数の増加が報告されており、カナダ、スペイン及びイギリスなどの諸外国においても、その流行により排除認定が取り消されるなど、感染拡大が懸念されています。国内では、新型コロナウイルス感染症流行以降、最多の報告数が確認されています。また、インドネシアをはじめとする諸外国を推定感染地域とする輸入事例の報告のほか、国内を推定感染地域とする報告、推定感染地域が不明である報告も増加しており、今後、さらに増加することが懸念されます。
麻しんは、予防接種が最も有効な予防策です。
麻しんウイルスと風しんウイルスを弱毒化して作った生ワクチンです。このワクチンを『2回』接種することで、麻しん・風しんを予防することができます。
MRワクチンの定期接種は、以下の2回です。2回の接種が必要です。
第1期:1歳の1年間(1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで)
第2期:5歳以上7歳未満で、小学校入学前の1年間


麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)のはなし(PDF:734KB)
定期予防接種の対象外の方は、任意接種(有料)となりますが、以下の方は感染予防のために接種をご検討ください。
(接種が必要と認められる者の例)
麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。
免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
麻しんに感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。
その他の合併症として、頻度は10万人に1人程度とされているものの、麻しんウイルスに感染後、数年から十数年後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる中枢神経疾患を発症することもあります。また、2歳未満で麻しんにかかるとSSPEの発症のリスクとなります。
より詳しい情報については下記リンクをご参照ください。
麻しんの感染者が増加しています。(鹿児島県HP)
麻しん(国立健康危機管理研究機構:JIHS)
風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の発しん性感染症です。
風しんウイルスの感染経路は飛沫感染や接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、ウイルス排出は発しん出現の前後1週間でみられ発症前から感染力があります。
症状は不顕性感染(感染症状を示さない)から、重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発しんが長く続いたり、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。また、脳炎や血小板減少性紫斑病を合併するなど、入院加療を要することもあるため、決して軽視はできない疾患です。
また、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。(妊娠12週までにかかった場合85%、妊娠13~16週の場合は50%などとされています)
より詳しい情報については下記リンクをご参照ください。
風しんに注意しましょう!(鹿児島県HP)
風しん(国立健康危機管理研究機構:JIHS)
MRワクチンを接種することによって、95%程度の人が麻しんウイルスと風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また、2回接種によって、体に免疫の備えができていると、ウイルスを早期に抑えこむことで、発症を防いだり(発症予防)、麻しんにかかったとしても症状が軽く、発熱等の症状の強さ、肺炎や脳炎といった重い合併症のリスクを下げたり(重症化予防)することが知られています。さらに、周囲の方へ感染を広げてしまうリスクも下げることができます。このような理由から、ワクチンを確実に2回接種することが非常に重要です。
MRワクチンの定期接種は、以下の2回です。2回の接種が必要です。
第1期:1歳の1年間(1歳の誕生日の前日から2歳の誕生日の前日まで)
第2期:5歳以上7歳未満で、小学校入学前の1年間
ワクチン接種後の症状として、発熱、発しん、鼻汁、咳嗽、注射部位紅斑・腫脹などがみられます。重大な副反応として、アナフィラキシー、急性散在性脳脊髄炎(ADEM)、脳炎・脳症、けいれん、血小板減少性紫斑病がごく稀に(0.1%未満)報告されていますが、ワクチンとの因果関係が明らかでない場合も含まれています。
なお、麻しん含有ワクチンは、ニワトリの胚細胞を用いて製造されており、卵そのものを使っていないため卵アレルギーによるアレルギー反応の心配はほとんどないとされています。
しかし、重度のアレルギー(アナフィラキシー反応の既往のある人など)のある方は、ワクチンに含まれるその他の成分によるアレルギー反応が生ずる可能性もあるので、接種時にかかりつけの医師に相談してください。
以下の方は、接種を受けることができません。
また、以下のような場合は接種を受けることができませんので、治ってから受けるようにしてください。
以下の方は、接種にあたって注意が必要なので、あらかじめ医師に相談してください。
また、妊娠出産年齢の女性においては、あらかじめ1か月間程度避妊した後接種すること、ワクチン接種後2か月程度は妊娠を避けるなどの注意が必要です。
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