閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

更新日:2012年6月27日

ここから本文です。

調所広郷の財政改革

薩摩藩は,藩内の生産力が低く,苦しい財政状態にありました。そのうえに,木曽川治水工事の御手伝普請,島津重豪の開明化政策などに費用がかさみ,19世紀前半には藩の借金は五百万両に達しました。そこで,1828(文政11)年島津重豪と藩主島津斉興は,側用人調所広郷に財政再建を命じました。
調所は,藩債を無利子250年賦にし,密貿易や奄美の砂糖の専売制を強化するなどして,藩財政を建て直しました。砂糖の専売制の強化は,奄美の人々に大きな負担をかけましたが,この財政改革の成功が,のちの集成館事業や明治維新を推進する基になりました。
 
調所広郷木像の写真

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

歴史・美術センター黎明館学芸課

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?