更新日:2022年2月13日

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カワゴケソウ科

県指定天然記念物

カワゴケソウ

指定年月日

昭和29年3月15日

所在地

薩摩郡さつま町,大口市,伊佐郡菱刈町,南さつま市,南九州市,肝属郡錦江町・南大隅町,志布志市志布志町,熊毛郡屋久島町

概要

カワゴケソウ科の植物は,熱帯から亜熱帯の河川の急流に生育する種子植物で,日本では,屋久島と鹿児島県本土,及び宮崎県の一部にのみ見られるとても珍しい植物です。
日本のカワゴケソウは,2属7種が知られていますが,いずれも急流の岩盤や大きな石に固着して生育しています。葉は針状で茎とともに退化し,代わって根が葉状となって発達し,見た目はコケ類に似ています。生育環境が極めて水質の良い清流の緩やかな流れの部分に限られるため,河川の水質汚染など環境変化の指標生物になります。

(写真は頴娃町馬渡川のトキワカワゴケソウ)

このページに関するお問い合わせ

 鹿児島県立博物館

※当ページは鹿児島県の天然記念物の概要を紹介しているもので,当館は天然記念物の現状等について把握しておりません。天然記念物についてのお問い合わせは,それぞれの所有者または管理者までお願いいたします。

〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

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