更新日:2023年4月1日
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鹿児島県では,糖尿病重症化予防の取組を推進するため,鹿児島県医師会,鹿児島県糖尿病対策推進会議,鹿児島県の三者で「鹿児島県糖尿病重症化予防プログラム」を平成29年1月20日に策定し,令和3年3月24日に最終改定しました。
令和2年患者調査によると,本県の糖尿病の受療率は全国平均より高く,全国で22番目となっています。また,近年,本県の人口10万対の新規透析導入患者数は減少傾向にあり,全国が30.3に対し,本県は30.9とほぼ同程度になっています。また,本県市町村国保では,令和3年度は62.4となっています(※)。
このような現状を踏まえ,「健康寿命の延伸」や「QOLの向上」,更には「医療費の適正化」に向けては,疾病の「発症予防」と「重症化予防」が大変重要となります。
なお,本県の糖尿病に係る現状については,別冊にまとめておりますので,ご覧ください。
(※)新規人工透析導入患者数の出典…全国及び県全体:日本透析医学会「わが国の慢性透析療法の現状」,市町村国保:鹿児島県国民健康保険団体連合会提供データ
鹿児島県糖尿病性腎症重症化予防プログラム別冊(R5年3月更新)(PDF:1,781KB)
このような状況を踏まえ,県内市町村では,糖尿病重症化予防に取り組んでいるところですが,市町村が実施する糖尿病重症化予防に係る保健指導は,保健指導の実施の判断や治療上の留意事項等について,医師との連携体制を構築した上で実施する必要があります。そこで,その枠組みを県全体で構築し,県内市町村における糖尿病重症化予防の取組を推進するため,鹿児島県医師会・鹿児島県糖尿病重症化予防対策推進会議・鹿児島県の三者で本プログラムを策定し,推進しています。
糖尿病が重症化するリスクが高い未受診者・治療中断者を治療に結びつけるとともに,糖尿病又は糖尿病性腎症で治療中の患者のうち,重症化するリスクの高い者に対して保健指導を行い,重症化を予防することを目的としています。
取組を実施するにあたっての関係者の役割を示しています。
(1)市町村の役割
(2)県の役割
(3)医師会の役割
(4)鹿児島県糖尿病対策推進会議の役割
(5)鹿児島県後期高齢者医療広域連合
(6)鹿児島県国民健康保険団体連合会
本プログラムに基づき,市町村と医療機関が連携して次の取組を実施します。
(1)特定健診又は長寿健診を受診した者のうち医療機関未受診者,糖尿病治療中断者に対する受診勧奨,保健指導
(2)重症化するリスクの高い者への保健指導
鹿児島県糖尿病性腎症重症化予防プログラム(本文:R3年3月改定)(PDF:353KB)
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