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更新日:2020年6月8日

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甑島のトシドン

甑島のトシドンはいつの頃から行われたか,明確ではありません。
毎年大晦日の夜,天上から首のない馬に乗って,近くの高い山や大きな岩・石,大木などに降りてきます。そして甑島のトシドンは,小さな子どものいる家へやってきます。「おるかー。○○はおるかー。来て障子を開けー。」との声に,子どもはおそるおそる障子を開けます。すると,30センチメートルもある高い鼻,耳元まで張り裂けた口,大きな赤い顔・青い顔,全身はミノに覆われ,今にも飛びかかって来そうな怖い形相の甑島のトシドンが現れます。
甑島のトシドンは,子どものよいところや優れたところはうんとほめて励ましてあげます。子どもと対話しながら,その子の欠点や短所について指摘し,確認をします。そして,これからはそんなことはしないと約束をさせます。最後に,甑島のトシドンと約束したほうびとして「年餅」を授けて去っていきます。

国の無形民俗文化財に指定され,2009(平成21)年9月30日には,ユネスコの無形文化遺産にも登録されました。

また、2018(平成30)年11月29日、薩摩硫黄島のメンドン・悪石島のボゼ等の9行事を追加し「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコの無形文化遺産に拡張登録されました。

 
 

公開日時

12月31日
 

公開場所

 

開催風景

下駄の音を響かせながらトシドンがやってくる
障子を開けると,そこにはトシドンが
トシドンとの約束の印に鼻を触ります

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