閉じる

  •  
 
 

閉じる

 
 

ホーム > 産業・労働 > 食・農業 > 畜産 > 家畜衛生に関する情報 > アフリカ豚熱(ASF)に関する情報

更新日:2024年10月7日

ここから本文です。

アフリカ豚熱(ASF)に関する情報

アフリカ豚熱(ASF)とは

  • アフリカ豚熱(ASF)ウイルスにより起こる豚・いのししの伝染病であり,発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病。
  • 感染畜等との直接的な接触や,ダニが媒介により感染が拡大。
  • 有効なワクチンや治療法はなく,発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから,我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され,患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられている。
  • 我が国ではこれまで本病の発生は確認されていないが,アフリカでは常在的に,ロシア及びアジアでも発生が確認されている。
  • アフリカ豚熱(ASF)は豚・いのししの病気であり,人は感染しない。

海外におけるアフリカ豚熱(ASF)発生状況

アジアにおけるアフリカ豚熱(ASF)の発生について

  • 2018年(平成30年)8月3日,中国の農場において,初めて発生が確認されました。
  • 2019年(平成31年)1月9日にモンゴルの農場,2月1日にベトナムの農場,3月22日にカンボジアの農場において,初めて発生が確認されました。
  • 2019年(令和元年)5月2日に香港のと殺場,5月23日に北朝鮮の村,6月2日にラオスの村,7月25日にフィリピンの農場,8月1日にミャンマーの村,9月4日にインドネシアの農場,9月17日に韓国の農場において,初めて発生が確認されました。
  • 2020年(令和2年)1月26日,インドの村において,初めて発生が確認されました。
  • 2021年(令和3年)2月8日にマレーシアの村,5月6日にブータン,11月25日にタイにおいて,初めて発生が確認されました。
  • 2022年(令和4年)3月19日にネパールにおいて,初めて発生が確認されました。
  • 2023年(令和5年)2月25日にシンガポールにおいて,初めて発生が確認されました。
  • 2023年(令和5年)11月13日にバングラデシュにおいて,初めて発生が確認されました。

家畜伝染病予防法の一部改正

国内での豚熱(CSF)発生,海外でのアフリカ豚熱(ASF)の発生状況を踏まえ,家畜伝染病予防法の一部が改正されました。

【家畜伝染病予防法の一部を改正する法律の概要】
(1)家畜の伝染性疾病の名称変更(豚コレラ→豚熱(CSF),アフリカ豚コレラ→アフリカ豚熱(ASF),その他)
(2)家畜の所有者・国・都道府県・市町村・関連事業者の責務の明確化
(3)飼養衛生管理基準の遵守に係る是正措置等の拡充
(4)野生動物における悪性伝染性疾病のまん延防止措置の法への位置付け
(5)予防的殺処分の対象疾病の拡大
(6)家畜防疫官の権限等の強化

侵入防止対策

発生予防対策の重要ポイント

(1)人・物・車両によるウイルスの持込み防止
・衛生管理区域,豚舎への出入りの際の洗浄・消毒の徹底
・衛生管理区域専用の衣服,靴の設置と使用の徹底
・人,物の出入りの記録
・飼料に肉を含み,又は含む可能性があるときは,あらかじめ摂氏70度,30分間以上又は摂氏80度,3分間以上の加熱処理を徹底
(2)野生動物対策
・飼料保管場所等へのねずみ等の野生動物の排せつ物等の混入防止
・豚舎周囲の清掃,整理・整頓
・死亡家畜の処理までの間,野生動物に荒らされないよう適切に保管

アウトドアレジャーを楽しむ方,山林で業務される方への留意事項

  • 野生動物に感染する病原体を知らず知らずのうちに運んでいるかもしれません。
    山林等に出入りする際には,以下のことに注意しましょう。

アウトドアレジャー狩猟
アウトドアレジャー等の留意事項(PDF:753KB)狩猟者向けの留意事項(PDF:230KB)

(1)肉を含む食品は,野外で絶対に捨てないでください。

(2)靴や器具(猟具)等に付いた土は入山前,下山時にしっかり落としましょう。

(3)家畜がいる施設には近寄らないようにしましょう。

(4)野生動物や罠・柵がある場所に近寄らないにしましょう。

(5)消毒場所では指示に従いましょう。また,イノシシの死体を発見したら管轄の自治体に連絡しましょう。

畜産関係者の方がアフリカ豚熱(ASF)発生国に行く場合の留意事項

  • 家畜を飼育している農場などへの立入りは極力避けるようにしてください。
  • やむを得ず農場などの畜産関連施設へ立ち入ったり,家畜に接触した場合には,病原体が人や物に付着しているおそれがありますので,帰国時に動物検疫所のカウンターにお立ち寄りください。
    過去の事例から,清浄国においてアフリカ豚熱(ASF)が発生する原因は,ウイルスに汚染された航空機や船舶から出る厨芥残渣を豚に給餌したことによるものです。このため,動物検疫所は定期的に,厨芥残渣が適切に処理されているかどうかの立入検査をしています。
  • 発生国からの肉製品等の持込みは,機内食も含め堅く禁じられています。

消毒の徹底について

  • アフリカ豚熱(ASF)ウイルスに対しては,多くの市販の消毒薬(逆性石けん等)が有効です。
  • 有機物(糞便等)の混入は消毒効果を大きく下げるため,汚れたら適宜交換してください。

飼っている豚に異常が見られたら最寄りの家畜保健衛生所までご連絡ください。

連絡先 所在地 電話番号

鹿児島中央家畜保健衛生所

〒899-2201
日置市東市来町湯田1678

099-274-7555

鹿児島中央家畜保健衛生所熊毛支所

〒891-3604
熊毛郡中種子町野間6065

0997-27-0036

鹿児島中央家畜保健衛生所大島支所

〒894-0512
奄美市笠利町中金久77

0997-63-0045

鹿児島中央家畜保健衛生所大島支所
界町駐在機関

〒891-6202
大島郡喜界町湾160-1

0997-65-0046

鹿児島中央家畜保健衛生所大島支所
戸内町駐在機関

〒894-1510
大島郡瀬戸内町古仁屋瀬久井西20-6

0997-72-0246

鹿児島中央家畜保健衛生所徳之島支所

〒891-7101
大島郡徳之島町亀津913

0997-83-0074

鹿児島中央家畜保健衛生所徳之島支所
泊町駐在機関

〒891-9112
大島郡和泊町和泊500-4

0997-92-0043

鹿児島中央家畜保健衛生所徳之島支所
論町駐在機関

〒891-9301
大島郡与論町茶花1420-2合庁内

0997-97-2033

南薩家畜保健衛生所

〒897-0302
南九州市知覧町郡4210-18

0993-83-2156

北薩家畜保健衛生所

〒895-0067
薩摩川内市上川内町5568-1

0996-22-2184

姶良家畜保健衛生所

〒899-5241
姶良市加治木町木田1641-1

0995-62-3070

曽於家畜保健衛生所

〒899-7601
志布志市松山町新橋21-17

099-487-2351

肝属家畜保健衛生所

〒893-0025
鹿屋市西祓川町145-1
0994-43-2515

 

よくあるご質問

このページに関するお問い合わせ

農政部家畜防疫対策課

電話番号:099-286-3224

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?