更新日:2021年3月31日
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令和2年度は,新規校2校(指宿市立今和泉小学校,伊佐市立南永小学校)を追加し,計7校で実施しました。
令和2年度の各校の学習状況について,まとめました。
西目小学校では,「未来に残したいふるさと阿久根のすばらしき景観」と題して,阿久根市(西目)の景観について考え,学びました。
はじめに阿久根市役所職員から阿久根の魅力について紹介してもらい,計画を立て,実際に自分たちで現場に行って写真を撮影しました。社会科見学も兼ね,駅や海岸,黒瀬戸大橋などを訪問し,自分たちが住むまちの魅力を再発見しました。また,学校近くの飛松海岸でフィールドワークも行い,生き物の役割や景観とのつながり,自然の豊かさなどを実感しました。学習発表会では,未来に残したい阿久根のすばらしい景観について発表し,地域の方々にもポスターを見せながら紹介しました。
【学習の成果】
・これまで知らなかったふるさと阿久根の魅力に気付くことができました。
・未来に残したい景観の背景にある人,もの,ことのよさやつながりについてまとめ,発表することができた経験は,ふるさと阿久根への愛着を深めることにつながりました。
≪学習風景≫
今和泉小学校では,校区内にある今和泉島津家ゆかりの景観に注目して地域の景観について考えました。
今和泉島津家の領地内であった池田湖を始め,神社や今和泉島津家墓地などのゆかりの地を巡り,身近にある歴史的な景観や史跡ができた背景やふるさとの歴史を学んだことで,今まで以上にふるさとの景観の素晴らしさに気づくことができました。今後は,学んだことをパンフレットにし,多くの方に広めていけるような活動をしていきたいと考えています。
【学習の成果】
・今和泉島津家が地域の人々のためにしていた努力を改めて知ることができた。
・学校敷地が今和泉島津家跡地であり,隣にある松原や海岸は昔から重要な役割を担ってきた地であることに気づくことができた。
≪学習風景≫
照島小学校では,学校のすぐ近くにある照島海岸と,校区内にある文化財や史跡について学びました。照島海岸では,景観の美しさを味わいながら清掃活動や持久走大会を行いました。また,校区内でフィールドワークを行い,田の神や照島神社の歴史や由来について学び,これまで知らなかった地元の良さを学ぶことができました。
≪学習風景≫
神川小学校では,SDGsの視点を取り入れ,地域の産業・農山間部の景観・地域資源を活用した木材バイオマス発電施設について学びました。地域の産業である林業については,伐採するだけではなく植林まで行うことが大切であるということを学び,斜面にある田畑は手入れがされなくなり荒れ地になってしまうと土砂崩れなどを引き起こす可能性が出てきてしまうなど,農山間部の景観の保全が暮らしにとっても大切であることを学びました。
≪学習風景≫
榕城小学校では,社会科学習と関連付け,西之表市には景観や歴史・特産品などのたくさんの魅力があることを学び,発表しました。また,地域の素晴らしい景観を写真に収め,種子島開発総合センター(鉄砲館)で,「榕城小学校3年生がお届けする『じまんの西之表市』」と題した写真展を開催しました。
写真展の開催を通して,多くの方に見ていただき,子どもたちの活動を伝えることができ,また,たくさんの方から活動に対して高い評価をいただきました。
【学習の成果】
・種子島のじまんをあまり知らなかったので,知ることができてよかった。
・改めて,種子島,西之表市にはいい景色がたくさんあると思った。
≪学習風景≫
坊津学園では,地域や海岸の清掃活動を通して,地域の環境について考え,学びました。清掃活動で収集したゴミを分別して分析し,自分たちにできることはなにかを考えました。ポスターを掲示してゴミを減らすことを呼びかけたほか,パンフレットや絵本などの分かりやすい方法でゴミの現状を伝えました。
活動を通して,自分の行動を振り返り,地域の美しい景観をこれからも守っていきたいという思いを育むことができました。
【学習の成果】
・海がどれだけ汚れているか,今回知ることができた。たくさんゴミが捨ててあって驚いたので,これからも海に行く機会があれば少しでもゴミを拾っていきたい。
・きれいな海だけどプラスチックなどのゴミが多いことに気づいた。現状を知ってもらいたいという願いをこめて,自分にできることを考えた。
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