更新日:2012年6月27日
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パリ万博に出発
1867(慶応3)年,フランスでパリ万国博覧会が開催されました。日本はこの時はじめて万博に参加し,幕府・薩摩藩・佐賀藩が出品しました。幕府は当初,日本の統一出品を予定していましたが,薩摩藩は独自に「日本薩摩琉球国太守政府」の名で別区に展示場を設け,琉球産物・薩摩焼・漆器・扇・煙草など百種をこえる産物を約400箱ほど出品しました。
この時,全権大使岩下方平らは,フランス貴族モンブラン伯爵の発案で薩摩琉球国の勲章を作成し,ナポレオン3世をはじめフランス高官に贈りました。薩摩琉球国勲章は日本最初の勲章で,これにより薩摩藩は幕府と対等の独立国であるかのような印象を与えました。
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