討幕の密勅
1867(慶応3)年6月以来すでに武力による討幕を決意していた薩摩藩は,9月には大久保利通を長州に派遣,討幕の具体策を協議していました。さらに,これに安芸藩も参加することになり,薩・長・芸三藩の盟約へと発展しました。
10月6日には岩倉具視らと会談。10月8日,西郷隆盛・大久保利通・小松帯刀は連署して,討幕の宣旨の降下を中山忠能・中御門経之・正親町三条実愛(さねなる)らに請願し,10月14日,正親町三条実愛邸において,薩摩藩大久保利通に,徳川慶喜の討滅を命じた詔書が下されました。
これに対し,徳川慶喜は大政奉還を行うことによって事態の打開を図りました。
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