英国留学生の渡英
薩英戦争に強い衝撃を受けた薩摩藩は,五代友厚の上申書を受け入れ,島津斉彬の意志を継いで欧米への留学生派遣を実現させました。
1865(慶応元)年,薩摩藩は西洋の文化を取り入れ,藩の近代化を図るため,町田久成・村橋久成・森有礼・畠山義成ら留学生と視察員あわせて19名をイギリスに派遣しました。かれらは,密航という形で,串木野の羽島からグラバー商会の汽船で出発しました。約2か月後,彼らはイギリスのサウサンプトン港に到着しました。彼らはそののち,ヨーロッパ各地から留学の成果や海外情報を書き送り,藩の進むべき方向に示唆を与えました。
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