更新日:2023年9月14日
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意見・提案(令和5年5月)
- 離島に住む児童生徒の遠征について
- 県立高校への通学用バス増便を要望します
1【離島に住む児童生徒の遠征について】(知事へのたより)
意見の概要
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離島に住む児童生徒の遠征には多額の費用がかかります。応援に行く保護者も同様です。
離島地域は所得も低く,遠征は家計にかなり負担となるため,ときには遠征を諦めることもあります。大会が離島地域で開催されることもほとんどなく,県本土との不平等を痛感しています。
このような不平等さが,島外への人口流出にも影響しているのではないでしょうか。
ぜひ離島に住んでいてよかったと思える環境の整備をお願いします。住んでいる地域で差が生じるのはおかしいです。
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担当所属 |
保健体育課 |
対応・取り組み状況 |
現在,県では,離島生徒が県の指定する大会に参加する場合に,遠征費の負担を軽減するため,生徒が利用する最も経済的な離島別旅客の航路運賃の2割相当額を中学生1回,高校生2回を上限として,助成しているところです。これに加えて,市町村においても助成制度が設けられている場合があります。
また,大会を離島で開催するためには,宿泊施設や移動手段,会場の確保,審判役員確保等,様々な条件がありますが,相撲等一部の競技は離島でも開催されております。
離島生徒の遠征費の負担軽減については,これまでも国に対し,教育の機会均等の趣旨や離島における教育の特殊事情に鑑み,離島教育の充実が図られるよう,様々な機会を通じて,離島生徒が参加する文化・スポーツ大会への交通費及び宿泊費の助成制度の創設を要請しているところです。
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2【県立高校への通学用バス増便を要望します】(知事へのたより)
意見の概要
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県立武岡台高校へ通学する子を持つ保護者です。
令和5年度4月より,民間バス会社が,働き方改革や運転手不足を理由に通学時間帯のバスの時間変更を行いました。
鹿児島中央駅から武岡台高校へ通学するにあたり,現状のバス運行では生徒が乗車しきれず,やむを得ず後発のバスに乗った場合は遅刻となってしまいます。
また,鹿児島中央駅からは一般路線バスでの通学のため,経由するバス停の一般利用者から,高校生で満車のため乗車ができないと苦情もあるようです。
県民の生産性,利便性向上のため,専用スクールバスの増便等の対策をお願いします。
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担当所属 |
高校教育課 |
対応・取り組み状況 |
バスの運行については,運営会社から数年前から続いている乗務員不足などにより,これまでの運行をそのまま継続することが困難な状況であると伺っています。
武岡台高校においては,吉野方面から学校へ向かう路線バスが4月に減便となり,生徒が乗り切れないなどの問題が生じていますが,同校では,バス事業者に対して増便要請するなどの取組を行っており,現在はダイヤ改正により,改善が進められているところです。
高校生の通学については,地域によって,様々な交通手段を用いており,その支援については,公平性や財政的な課題がありますが,通学が困難になる生徒が出ないよう,関係部局とも連携しながら,個別の状況に応じて生徒の通学手段を確保する必要があります。そのため,県教育委員会においても,関係自治体や学校を訪問し,影響を受けた生徒の利用実態や代替手段,交通事情など,必要な情報を整理し,対応を検討しているところです。
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