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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事へのたより > 令和5年度のご意見・ご提案 > 意見・提案(令和5年4月)

更新日:2023年9月13日

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意見・提案(令和5年4月)

  1. 鹿児島県立短期大学4年制化について

1【鹿児島県立短期大学4年制化について】(知事へのたより)

意見の概要

鹿児島県立短期大学を4年制化していただきたいです。
には管理栄養士になりたいという夢があります。管理栄養士は4年制の大学に通い,国家資格を得ることができます。しかし,県内で管理栄養士の国家資格を得られる大学は私立大学1校のみです。
は経済的に私立大学に通ったり,県外の大学に通ったりすることが厳しいです。
こで,栄養士養成施設がある鹿児島県立短期大学を4年制化し,併せて,管理栄養士養成施設も設置してほしいと思っています。短期大学を4年制化する動きは他県でも広がっているという記事を目にしたことがあります。4年制化することは,他県からの受験生を増やすことにもつながり,鹿児島の魅力を広めることができる良い機会になると思います。

担当所属 事法制課
対応・取り組み状況

意見のあった管理栄養士国家試験の受験資格を得るためには,文部科学省又は厚生労働省が指定した修業年限が4年である管理栄養士養成施設(大学等)を卒業するほかに,県立短期大学のように修業年限が2年である栄養士養成施設を卒業して,栄養士の免許を受けた後,厚生労働省令で定める施設において3年以上栄養の指導に従事した場合でも受験資格を得ることができます。県立短期大学では,栄養士の資格を取得し,卒業後に3年間の実務経験を経て管理栄養士の受験資格の取得を希望する卒業生の状況も把握しており,資格取得に向けた勉強会を開催するなど,必要に応じて支援を行っています。また,県立短期大学においても,管理栄養士の受験資格の取得のために,例年,数名の卒業生が他の大学に編入していますが,編入希望者に対しては,編入学受験説明会の開催や個別支援を行っており,編入希望者のニーズにおおむね対応できている状況にあります。
済的な支援については,県内の各大学において県立短期大学と同様に低所得世帯の学費の軽減策として,一定の要件を満たす学生に対して,国の高等教育の修学支援新制度に基づく授業料の減免や給付型奨学金の支給による支援等が行われています。また,同制度については,令和6年度から世帯年収に応じて多子世帯に支援対象を拡大する等の制度改正の検討も行われています。
のようなことも参考にされながら,県立短期大学への進学も選択肢の一つとして御検討いただければと思います。
お,県立短期大学については,例年,入学者の9割以上が県内出身者であり,卒業生の就職先のおおむね8割が県内であるなど,地域の教育ニーズに応えるとともに,若者の県内定着に極めて高い貢献をしていると考えています。
県の管理栄養士養成課程のある公立の4年制大学の状況を見ましても,県立短期大学の4年制化により入学者の県内出身者の割合や卒業生の県内就職の割合が現状より低下し,若年者の県内定着にマイナスの影響が生じることも懸念されます。
としては,このような県立短期大学の入学や就職等の状況を踏まえて,今後とも将来の鹿児島を支える人材育成の場として,大学ともしっかりと意見交換を重ねながら,さらに魅力ある県立短期大学を目指していくこととしており,現時点では,管理栄養士の育成のために県立短期大学を4年制化することは考えておりません。
方,少子化の更なる加速が見込まれる中にあって,設置者である県としても,どのように将来にわたって魅力ある県立短期大学をつくっていくかは,引き続き重要な課題であると認識しており,そのための具体的な方策について,県と県立短期大学との定期的な意見交換の場などを通じて,今後とも,協議を行っていきたいと考えております。

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