更新日:2023年12月1日
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意見・提案(令和5年6月)
- 県立楠隼中高一貫教育校の共学化及び通学生受入れについて
- 御楼門から黎明館方向動線のバリアフリーの提案
1【県立楠隼中高一貫教育校の共学化及び通学生受入れについて】(知事へのたより)
意見の概要
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県立楠隼中高一貫教育校の共学化・全寮制廃止について,様々な御意見をいただきましたので,本県の考え方を次のとおり申し述べさせていただきます。
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担当所属 |
高校教育課 |
対応・取り組み状況 |
楠隼中高一貫教育校の共学化及び通学生受入れ等の方針は,楠隼校のトップリーダー教室やシリーズ宇宙学,農業漁業民泊体験などの特色ある魅力的な教育を女子生徒や自宅から通学を希望する生徒にも受ける機会を拡げようとするものです。
この方針については,令和2年度以降,生徒や保護者の皆様,周辺市町の関係者などの御意見を伺うとともに,共学化等に向けた課題を整理し,今後の進め方やスケジュールについて,教育委員会において検討してまいりました。
男女共学・通学生の受入れに向けた検討を行っていることについては,令和3年度以降の入学生に対し,学校説明会等において,周知してきたところであります。
また,生徒や保護者の意見を踏まえ,全寮制男子校を前提に入学した生徒に配慮する必要があると考え,その生徒が高校を卒業した後の令和8年度から,女子生徒や通学生を段階的に受け入れる方針をとりまとめたところであります。
教育委員会においては,生徒や保護者,関係市町の首長の御意見を踏まえて,この方針を決定したところであり,県民の皆様方の理解は得られるのではないかと判断したところであります。
全寮制に対する保護者や卒業生の皆さんの思いや愛着の強さについては受け止めており,今後も寮における共同生活による人間教育という特色に理解を求めつつ,通学を希望する場合には通学を認める考えであり,寮は,引き続き必要な環境を整備しながら継続してまいります。
今後も,この方針の趣旨について丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。
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2【御楼門から黎明館方向動線のバリアフリーの提案】(知事へのたより)
意見の概要
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御楼門を通ったときに,車いす利用の方を見かけました。
この車いすの方は,御楼門から敷地の白砂利を引いている場所に車いすで入り,黎明館に行こうとされましたが,砂利が邪魔をして進行できずに諦めて,いったん外へ出て,遠回りをして黎明館へ向かわれたようでした。
貴重な歴史ある文化財であるこの場所で安易な改修などはできない事は理解していますが,バリアフリーの水準を上げられるように希望します。
(具体的な提案)
案1御楼門通過後にある白砂利の約1平方メートル部分だけ白砂利を敷かない状態にし,排水溝周りの段差を解消し,車いすの動線を確保する。
案2御楼門通過後に左側端に沿った車いすの動線を確保する。
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担当所属 |
歴史・美術センター黎明館 |
対応・取り組み状況 |
このたびは,県歴史・美術センター黎明館に関する御意見をいただき,ありがとうございます。
今回,いただきました御提案について,バリアフリーの専門家の意見等も伺いながら検討を行い,当該白砂利部分においては,排水溝周りの段差を解消し,車いすを利用される方が円滑に通行できるよう,養生マットを敷設したところです。
なお,白砂利部分から先の,黎明館に続く石畳の傾斜路については,文化財保護法の規制により,バリアフリー法の基準を満たす形で改変を加えることが困難であることを御理解くださいますようお願い申し上げます。
今後とも来館者が安全かつ快適に利用できる施設となるよう努めてまいります。
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