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更新日:2022年2月13日
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国指定天然記念物
平成27年3月10日
薩摩川内市大字里町里字牛瀬3026外13筆(上甑島)
長目の浜は,上甑島北部の長さ4km,幅40~100mの砂州(さす)が発達してできた浜です。上甑島北部には,この砂州によって形成された潟湖群(せきこぐん)が分布しています。指定対象は,長目の浜と,北から続く海鼠池(なまこいけ),貝池,鍬崎池(くわざきいけ)の3湖沼,砂州上の植物群落です。
砂州上では季節風の影響を受けて,北西部から風衝草原,風衝低木林,低木林へと変化しています。また,砂州上に堆積している砂礫(されき)の大きさが北側から南東に向かって小さくなり,海水の透水性の違いで海鼠池,貝池,鍬崎池の順に塩分濃度が低くなり,植生もそれに対応して変化しています。このような砂州上に発達した植物群落は全国的にも少なく,性質の異なった三つの潟湖群とともに学術上貴重です。
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