ホーム > 教育・文化・交流 > 文化・芸術 > 鹿児島県立博物館 > かごしまの天然記念物 > 国指定天然記念物一覧 > 志布志のカワゴケソウ科植物生育地
更新日:2022年2月13日
ここから本文です。
国指定天然記念物
志布志安楽川の生育地 |
ウスカワゴロモ |
平成22年2月22日
鹿児島県志布志市志布志町地内
カワゴケソウ科植物は渓流に生える種子植物で,日本ではカワゴケソウ属2種とカワゴロモ属4種が分布しています。
種子植物でありながら,茎や葉が退化し,根は平たい葉状体となって葉緑体を持ち岩の表面にはりついて急流の水中で生きています。また,水位の低い冬季に花をつけ種子をつくります。熱帯性の植物といわれていますがフィリピン・台湾には分布せず,日本では沖縄県にもなく鹿児島県本土と宮崎県南部および屋久島に隔離分布しています。
自生地の環境が悪化することにより絶滅が心配されていることから,環境省及び鹿児島県はカワゴケソウ科植物すべての種を絶滅危惧種に指定しています。
志布志市を流れる安楽川,前川はシラス台地を削って流れ,溶結凝灰岩の河床を持つ渓流があります。安楽川にはカワゴケソウとウスカワゴロモの2種が,前川にはウスカワゴロモが分布しています。
このページに関するお問い合わせ
※当ページは鹿児島県の天然記念物の概要を紹介しているもので,当館は天然記念物の現状等について把握しておりません。天然記念物についてのお問い合わせは,それぞれの所有者または管理者までお願いいたします。
〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください
鹿児島教育ホットライン24 24時間いつでもあなたの相談を待っています。フリーダイヤル:0120-783-574