鳥ノ峯遺跡
鳥ノ峯遺跡は,弥生時代中期~後期(今から約2,000~1,800年前)にかけての埋葬遺跡です。昭和36年から昭和46年にかけて,3回発掘調査が行なわれました。その結果,「覆石墓」と呼ばれる墓が28基発見されました。
覆石墓とは,砂丘に穴を掘り,その中に手足を折り曲げた姿勢の遺体を置いて砂をかぶせ,上から10個から数10個の自然石で覆ったものです。
この「覆石墓」には,土器を細かくくだいて供えたものや覆石の両端に石を立てて目印にしたもの,遺体の胸の上にサンゴの塊を置いたものなどありました。また,人骨とともに,貝輪・首飾りなども出土しました。
- 場所
遺跡は,種子島の東海岸,中種子町増田中瀬の浜の砂丘地に立地します(標高6~9.5m)。
- 資料展示
中種子町歴史民俗資料館
- 問い合わせ先
中種子町歴史民俗資料館(電話:0997-27-2233)