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更新日:2025年3月3日

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横断歩道は歩行者優先です!

はじめに

横断歩道は歩行者優先であり、運転者には横断歩道手前での減速義務や停止義務があります。
しかし、横断歩道で歩行者が犠牲となる交通死亡事故が後を絶ちません。
また、横断歩道以外の場所を横断している歩行者や、斜め横断、走行する自動車の直前直後の横断など、法令に違反する歩行者が犠牲となる事故も多く発生しています。

信号機のない横断歩道における車の一時停止率について

JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が実施した「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2023年調査結果)」では、歩行者が横断歩道を渡ろうとしている場面で一時停止した車の割合は年々増加していますが、依然として約6割の車が止まらない結果となりました。
また、鹿児島県の停止率は42.8%で、前回調査(2022年)結果から4.8ポイント増加したものの、依然として全国平均を下回っています。

横断歩道付近における交通ルール

運転者のルール

  • 道路交通法第38条
    車両等は、横断歩道や自転車横断帯に近付いたときは、横断しようとする歩行者や自転車がいないことが明らかな場合を除き、その手前で停止できるように速度を落として進まなければなりません。
    また、このとき、歩行者や自転車が横断しているときや横断しようとしているときは、横断歩道や自転車横断帯の手前(停止線があるときは、その手前)で一時停止し、その通行を妨げないようにしなければなりません。
    信号機のない横断歩道の手前には、横断歩道の道路標識や、ダイヤマークの道路標示が設置されています。
    これらの道路標識や標示を見かけたら、減速するなどして、歩行者がいないかを確認しましょう。ダイヤマーク
  • 道路交通法第38条第2項
    横断歩道や自転車横断帯やその手前で停車している車があるときは、その側方を通過して前方に出る前に一時停止をしなければなりません。
  • 道路交通法第38条第3項
    横断歩道や自転車横断帯とその手前から30メートル以内の場所では、ほかの車を追い越したり、追い抜いてはいけません。
  • 道路交通法第38条の2
    横断歩道のない交差点やその近くを歩行者が横断しているときは、その通行を妨げてはいけません。
  • 道路交通法第44条
    横断歩道、自転車横断帯とその端から前後に5メートル以内の場所では、駐車も停車もしてはいけません。(ただし、赤信号や危険防止のために一時停止する場合などは別です。)

歩行者のルール

歩行者は、自動車との交通事故を避けるため、

  • 横断歩道が近くにあるときは横断歩道を利用すること
  • 車両等の直前直後の横断、斜め横断、横断禁止場所での横断はしないこと
  • 横断する時には、手をあげたり、車の方を見るなど、車に渡る意思を示して、車が止まったのを確認してから渡ること
  • 道路横断時は、安全確認を確実に行うこと

などを実践しましょう。
また、夕暮れ時や夜間は、車から歩行者が見えにくくなります。
明るい服を着たり、夜光反射材やLEDライトを使用するなどの対策を取りましょう。

参考資料

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交通部交通企画課

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