総合体育センター：令和６年度夏季自主研修講座「体育センター来所研修」を実施しました

目的

生涯にわたって豊かなスポーツライフを実現することができる児童生徒を育成するために，学習指導要領の趣旨を踏まえた体育授業の充実と教員の資質向上を図る。

期日

第1回：令和6年8月22日（木曜日）

第2回：令和6年8月23日（金曜日）

場所

鹿児島県総合体育センター体育館（県体育館）

参加人数

第1回：計53人（小学校19人，中学校12人，義務教育学校3人，高等学校7人，特別支援学校12人）

第2回：計38人（小学校15人，中学校5人，義務教育学校2人，高等学校4人，特別支援学校12人）

日程及び研修内容

日程	時間	内容
第 一 回	9時40分～12時30分	【講義・実技】 系統性を踏まえた指導法～ボール運動系・球技（ゴール型）～
	13時30分～16時20分	【講義・実技】 系統性を踏まえた指導法～ボール運動系・球技（ゴール型）～
第 二 回	9時40分～12時30分	【講義・実技】 系統性を踏まえた指導法～体つくり運動系・体つくり運動～
	13時30分～16時20分	【講義・競技体験】 多様な楽しみ方を共有する指導法～パラリンピック競技体験を通して～

 

活動の様子

体つくり運動系・体つくり運動 「転がるボールよけ」	体つくり運動系・体つくり運動 「タオルパスリレー」
ボール運動系・球技（ゴール型） 「バスケットボール（ボール回しゲーム）」	ボール運動系・球技（ゴール型） 「バスケットボール」
パラリンピック競技体験 「シッティングバレー」	パラリンピック競技体験 「シッティングバレー」
パラリンピック競技体験 「ボッチャ」	パラリンピック競技体験 「ボッチャ」

受講者の感想

【第1回】

• 小学校から高等学校までの内容を実技を通して体験できたのは良かった。生徒の実態に合わせ，子供たちの体力向上に向けた授業実践につなげていきたいです。
• バスケット以外の球技でも活用できそうな簡易のゲームがとても良かったです。
• 実際に体験をすることで，子供たちであればどこが難しいのか，どうしたら子供たちがより楽しみながら実践できるのか，ということを考えることができました。
• バスケットボールについて，段階的な指導方法を学ぶことができました。様々な場の設定やルールを工夫することによって，技能に差があっても，空間を作りだす・空間に走り込むといった本質の部分に迫れるのではないかと思いました。
• バスケットボールには苦手意識が強かったが，段階を踏み，チームのみんなと協力する中で達成感につながりました。これまでで最もバスケットボールを楽しく感じることができました。

【第2回】

• シッティングバレーやボッチャは，実際にやってみて，本当に，性別や技能，障害の有無などに関係なく，全員が楽しめる競技なのだと実感することができました。
• 体つくり運動について何をすれば良いか悩むことが多かったので，今回いろいろな方法を知ることができ，また，楽しく行うことができたので，学校へ持ち帰って実践していこうと思いました。
• 体つくり運動からパラリンピック競技体験まで内容が盛りだくさんで，特別支援学校の子供たちでもできそうなものがいろいろあったので，学校でも実践したいと思いました。自分も経験したことがないものも多かったので，興味深い研修でした。
• 体つくり運動では，ボールやフープ等を使用した簡単な運動や，長縄や短縄を使用した工夫が溢れる活動を通して，子供たちが楽しく体を動かすことができる活動のアイデアを膨らませることができました。パラリンピック競技体験では，運動能力や技術等があまり関係なく，協力して仲間と楽しむことができるところが素晴らしいと感じました。
• 初めて参加しましたが，実践的な内容で二学期から早速取り入れていける運動ばかりでした。体育嫌い・運動嫌いをつくらないためにも，楽しさを感じてもらえるような研究の必要性を自分自身が感じました。生涯スポーツとして取り組んでいけるよう意識づけをしていきたいです。