更新日:2022年3月29日

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出水のツル

出水のツルは,毎年10月中旬ごろから出水平野に渡来しはじめ,11月に入り北西の季節風の強くなるころ羽数は増えて,12月末にはピークに達し翌年3月ごろ北へ帰っていきます。
渡来してくるツルはナベヅルが最も多く,ついでマナヅル,まれにクロヅル,ソデグロヅルなどが見られます。渡来数は,昭和26年(1951年)に241羽であったものが次第に増え,平成9年からは1万羽をこえるようになりました。
[国指定特別天然記念物:指定名称鹿児島県のツルおよびその渡来地昭和27年(1952年)3月29日指定]
 

ナベヅル

体は黒灰色で,頭と頸が白く,翼の風切は黒色,頭上には赤い皮膚が裸出しています。翼長は48センチメートル~58センチメートルで,マナヅルより小型です。幼鳥は成鳥より黒味が強く,額から頭部は淡いクリーム色です。
 

マナヅル

後頭と頸が白く背は青灰色,下面が灰色で翼の風切は黒く,脚は赤色をしています。翼長は53センチメートル~61センチメートル,幼鳥は顔や背が褐色です。
 
 
出水平野に降り立ったツルの写真

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