「かごしま就職氷河期世代活躍支援プラン」を策定しました

鹿児島県と鹿児島労働局は，就職氷河期世代の方の就職・正社員化や多様な社会参加の実現等に向けた取組を官民一体となって推進するため，県内の関係機関（経済団体，労働団体，支援機関，行政機関）で構成する「就職氷河期世代活躍支援かごしまプラットフォーム」（以下，「かごしまPF」という。）を令和2年7月22日に設置しました。

この度，かごしまPFにおいて令和2年度から令和7年までの事業実施計画（かごしま就職氷河期世代活躍支援プラン）を策定しました。

1策定の背景/目的

いわゆる就職氷河期世代は（おおむね平成5(1993)年～平成16年(2004年)に学校卒業期を迎えた世代)，バブル崩壊後の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った世代であり，その中には，希望する就職ができず，現在も，不本意ながら不安定な仕事に就いている，無業の状態にある，社会参加に向けて支援を必要とする状態にあるなど，様々な課題に直面している方がいます。

かごしまPFでは，こうした就職氷河期世代が抱える課題を踏まえ，就職氷河期世代の方々が活躍の場を更に広げるために，各界一体となった就職氷河期世代の支援に関する県内の機運を醸成し，就職・正社員化の実現，多様な社会参加の実現を目指します。

2計画期間

令和2年7月22日から令和7年3月31日まで

3主な内容【目標・主な取組等】

(1)不安定な就労状態にある方

現状よりも良い処遇を目指し，正規雇用者数を2,700人増やす。(政府の目標(骨太方針2019)である30万人の約0.9％)

(取組例)ハローワークの専門窓口における個別支援，マッチングイベントの開催

(2)長期間無業の状態にある方

地域若者サポートステーションを中心とし関係機関と連携した職業的自立支援につなげる。

(取組例)サポステの機能強化，福祉機関への出張相談，支援対象者に対するイベントの開催

(3)社会参加に向けた支援を必要とする方

当事者やその家族の希望に応じ市町村における居場所の整備，その他対象者の状態に合わせた支援を行うための多様な取組を推進し，社会とのより太いつながりが生まれることを目指す。

(取組例)相談窓口の周知，相談支援にかかる人材の育成

(4)全支援対象者

社会全体で就職氷河期世代の活躍を支援する気運の醸成を図るとともに，支援が必要な方への各取組の周知・広報策を展開する。

4推進体制・進捗管理

かごしまPF事務局（鹿児島労働局，県）において，各取組等の進捗状況の把握及び管理を行い，かごしまPF会議に報告の上，公表する。

5かごしま就職氷河期世代活躍支援プラン(計画の本文)

かごしま就職氷河期世代活躍支援プラン（PDF：230KB）

6就職氷河期世代活躍支援かごしまプラットフォームについて

(1)設置目的

就職氷河期世代の方が活躍の場を更に広げるために，各界一体となった就職氷河期世代の支援に関する県内の気運を醸成し，就職・正社員化の実現，多様な社会参加の実現を図る。

(2)設置日

令和2年7月22日

(3)構成員

区分	構成員
	（機関・団体名）
経済団体	鹿児島県経営者協会
	鹿児島県中小企業団体中央会
	鹿児島県商工会議所連合会
	鹿児島県商工会連合会
労働団体	日本労働組合総連合会鹿児島県連合会
支援機関	独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構鹿児島支部
	鹿児島県精神保健福祉センター
	社会福祉法人鹿児島県社会福祉協議会
	かごしま若者サポートステーション
	鹿児島県青少年育成県民会議
オブザーバー	鹿児島県市長会
	鹿児島県町村会
行政	九州経済産業局地域経済部
	鹿児島労働局
	鹿児島県商工労働水産部
	鹿児島県くらし保健福祉部