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ホーム > 県政情報 > ようこそ知事室へ > 知事へのたより > 令和7年度のご意見・ご提案 > 意見・提案(令和7年7月)

更新日:2025年12月9日

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ようこそ知事室へ

意見・提案(令和7年7月)

  1. 土曜授業の見直しについて
  2. 鹿児島空港駐車場の混雑対策について
  3. 喜界空港ターミナルについて

1【土曜授業の見直しについて】(知事へのたより)

意見の概要

私は鹿児島市内の中学校に通う生徒です。
私は,土曜授業をやめてほしいと思っています。
土曜日は,本来ならゆっくり休んだり,家族と過ごしたり,自分の好きなことをする時間だと思っています。でも,月に1回土曜日に学校があることで,体も気持ちも休まらないことがあります。
特に,テストの前や部活動が忙しいときは,休みがないように感じて,授業に集中するのも大変になります。
正直,土曜授業で学力が上がったとは思えません。それよりも,よく休んで元気に学校に行けることの方が大切だと思います。
どうか,土曜授業の見直しや廃止を考えてください。

担当所属 義務教育課
対応・取り組み状況

土曜授業は,学校と鹿児島市教育委員会が連携しながら,学校や地域の実情に応じて計画を立て,実施されています。
実施内容は,教科の補充的な授業などに加えて,合唱コンクール等の学校行事や保護者等も参加する災害訓練,地域の方に協力してもらう体験学習など,平日よりも土曜の方が実施しやすく,より教育効果が見込まれる取組が行われています。
県教育委員会としても,土曜に実施する利点を生かした取組によって,生徒の皆さんが学ぶ意義を実感するとともに,地域への愛着を深めること等を期待しています。
一方で,学校や市町村教育委員会は,生徒の皆さんの負担にも配慮するために,本年度からハッピーマンデーに重なる三連休については土曜授業を取りやめたり,土曜授業を含めた授業時間が標準的な時間よりも多い学校は,点検及び見直しを行ったりする等,取組を進めているところです。
これからも,生徒の皆さんが有意義な学校生活を送れるように,県教育委員会もサポートしていきます。

2【鹿児島空港駐車場の混雑対策について】(知事へのたより)

意見の概要

先日,鹿児島空港に自家用車で行きましたが,飛行機に乗る時刻が迫っているのに駐車場所が見当たらず困りました。
鹿児島空港は九州で2番目に利用者が多い空港ですが,他の空港に比べてアクセスの利便性が良くありません。最近は運転手不足で空港バスが減便されており,なおさら自家用車で行く人が多くなっていると思われます。
空港駐車場の混雑対策として,すぐできることは,徒歩で約15分かかる位置にある臨時駐車場と空港間にピストン輸送をするシャトルバスを走らせることでしょう。その次の対策としては,自走式の立体駐車場をつくることではないでしょうか。
更に,抜本的な対策として,10年後,20年後の空港利用者の増加を見込んで,「空港アクセス鉄道」を整備してはいかがでしょうか。
車の運転に不安を覚える高齢者も,空港まで鉄道に乗って行くことができれば,旅行に出掛ける気になるかもしれません。
熊本県では,現在,県と県議会が「熊本空港アクセス鉄道」のルートや事業費などを具体的に議論しています。新潟空港や仙台空港,高松空港など地方都市にも空港アクセス鉄道があります。
鹿児島でも空港駅をつくり,例えば,日豊本線の隼人駅もしくは肥薩線の嘉例川駅と結ぶ「空港アクセス鉄道」をつくるのはいかがでしょうか。肥薩線の乗客を増やすきっかけになるかもしれません。
将来,鹿児島が発展していく上で有益な交通手段になると思います。

担当所属 交通政策課
対応・取り組み状況

国が設置している鹿児島空港駐車場については,昨年度86日間満車となるなど,混雑が常態化しております。

管理者である空港ビル会社においては,鹿児島空港駐車場の混雑緩和対策の一環として,1,485台駐車できる臨時駐車場を設けており,満車時には開放するなどの対応を行っております。

県では,空港駐車場の混雑緩和に向けた具体的な対策を検討するため,関係者と連携して駐車場の利用実態を把握する調査を実施しているところです。また,国と県,空港ビル会社で連携して,課題解決に向けた今後の取組等を議論するため,「鹿児島空港駐車場の混雑緩和等に向けた検討会」を開催しております。本年9月に開催されました第2回の検討会では,国が提示した実施計画骨子案の中で,立体駐車場整備を含む駐車場の容量拡大について,需要予測,整備費用や工期等の調査を行い,来年2月末を目処にとりまとめることが示されたほか,県が実施した調査結果等も共有したところです。

空港駐車場の混雑や空港へのアクセスについて御提案があった対策案のうち,臨時駐車場と空港ターミナル間のシャトルバス運行については,臨時駐車場が常時開放されていないことから,運転手の確保や運営,コストの面での課題があると考えられます。

また,空港アクセス鉄道の整備については,鹿児島空港周辺の地形条件から,技術的な課題が多く存在しています。

鹿児島空港の利用者の利便性向上や2次交通の確保等に向け,引き続き,関係者と連携して取り組んでまいります。

3【喜界空港ターミナルについて】(知事へのたより)

意見の概要

喜界空港ターミナルについては,今現在,奄美航空が所有されていると思うのですが,喜界空港は見ての通り小さく,ターミナル待合室はごちゃごちゃして保安検査場はあってないに等しく,県内の他の空港ターミナルと比べても異常な状態かと思います。
鹿児島県管理であるならば,仮に空港ターミナルを鹿児島県が建て替え,奄美航空に賃借料を支払って貰うなどされるお考えはないのでしょうか。喜界空港の保安検査場は,保安検査の役割を果たしているのか不安に感じます。
空港や航空機の安全を考えたとき,本当にいまの喜界空港の現状でよいのでしょうか。

担当所属 湾空港課
対応・取り組み状況

喜界空港をはじめとする県内の離島空港については,管理者である県のほか,空港ターミナルビル会社や航空会社等が一体となって運営し,空港における安全・安心を確保するとともに,利便性の向上を図ることとしています。具体的な役割分担としましては,空港管理者である県については,滑走路や駐機場など空港施設を適切に整備,管理・運用することにより,航空機の安全な運航環境を確保し,一方,空港ターミナルビル会社や航空会社については,利用者の視点に立って空港におけるサービスを提供することとしています。

まず,ビルの建て替え等については,原則は所有者である空港ターミナルビル会社において対応していただくものと考えているところです。

次に,保安検査についてですが,実施主体は航空会社で,喜界空港に就航している航空会社においても,国の通達で定められた4名の検査員を配置するとともに,金属探知機等の必要な検査機器を配置し,国の保安対策監査で必要な保安水準を満たしていることが確認されております。なお,県としても空港管理者の立場で航空保安体制の構築に協力する必要があることから,保安検査の実施に必要な費用の一部を航空会社へ補助を行っているところです。

最後に,待合室については,搭乗時の混雑を緩和するため,平成30年5月には空港ターミナルビルの所有者である株式会社奄美航空において,40名程度を収容できる出発待合室が設置され,空港ターミナルビルの混雑解消や利便性向上が図られているところです。

今回いただいた御意見については,空港ターミナルビルの所有者である株式会社奄美航空や保安業務を行っている航空会社へも共有するとともに,関係者と連携し,利用者の利便性向上に向けて意見交換を行ってまいります。

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