更新日:2024年6月13日

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授業に活かそう!博物館

物館には,小・中・高等学校で学習する内容に関連する展示が数多くあります。教科書に載っている写真やタブレットで見る動画だけではわからない,実物を間近に見て学びを深めてみませんか?

展示物に関する質問にもお答えしますので,遠慮なく職員にお尋ねください。

(博物館や担当者のスケジュールにより,お答えできない場合があることをご了承ください。)

 

授業に活かせる展示物の一例

 

博物館の展示の中で,小・中・高等学校の授業に関連するものを紹介します。

マグマからできる岩石(中学校1年,高等学校「地学基礎」)

 

 マグマが冷え固まってできた岩石を「火成岩」といいます。中でも,地表や地表付近で短い時間で冷え固まったものを「火山岩」といいます。一方,地上にふき出ることなく,地下の深いところでたいへん長い時間をかけて冷え固まったものを「深成岩」といいます。

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「鹿児島の大地」コーナーにある岩石標本と偏光顕微鏡観察コーナー

 火山岩と深成岩を見分けるには,そのつくりを観察することが大切です。岩石標本の一部が研磨されていますのでよく観察してみましょう。また,偏光顕微鏡ではより細かいつくりを観察することができます。

安山岩(火山岩) 花こう岩(深成岩)

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  • 斑状組織(火山岩のつくり)

 比較的大きな黒色や白色の鉱物(斑晶)のまわりをうめるように,形がわからないほどの小さな鉱物の集まりやガラス質の部分(石基)が取り囲んでいます。

  • 等粒状組織(深成岩のつくり)

斑状組織の石基の部分がなく,黒色・白色・無色などの大きな鉱物が集まってできています。

(注:偏光顕微鏡で観察すると,光の屈折により鉱物に色がついて見えます。)

 

 

このページに関するお問い合わせ

 鹿児島県立博物館

〒892-0853
鹿児島市城山町1-1
FAX:099-223-6080
e-mail:kahaku1@pref.kagoshima.lg.jp

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