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更新日:2022年7月11日

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取り組み例(構造体の強化)1

地盤による基礎形状の検討
住宅を建てる場合には、不同沈下を起こさないように地盤調査を行い、基礎の形状や杭の本数を決めるといった事前検討が必要です。
基礎の種類
図6-6基礎の種類出典:北の家をデザインする工法・材料編
  木造 コンクリート
ブロック造
平屋 2階建(多雪地) 平屋 2階建
布基礎 30以上 30以上(50以上) 50以上 100以上
ベタ基礎
杭基礎
30未満 30未満(50未満) 50未満 100未満
単位(K・N/平方メートル)
表6-1許容地耐力の目安
 
  長期許容地耐力
(K・N/平方メートル)
N値
砂質地盤 100
50
30以下
10~20
5~10※1
5以下※1
粘土質地盤 100
50
30
20以下
8~15
4~8
2~4※2
2以下※2
火山灰質地盤 100
50以下
3~5
3以下
1液状化の検討が必要
※2過大な沈下に注意

表6-2土質と地耐力
[出典]小規模建築物基礎設計の手引き日本建築学会

基礎の強化

住宅の沈下、特に不同沈下を防ぐためには、基礎の底面積が大きく、かつ連続して一体的となった連続基礎(布基礎)とすることが効果的です。ただし、軟弱地盤で支持力が十分に得られず、布基礎では上部の重量を支えきれない場合には、ベタ基礎としたり、杭を打つ必要があります。
一体の布基礎

写真6-1一体の布基礎

布基礎

図6-6布基礎出典:住宅金融公庫

コンクリート部分の高強度化

・スランプ、空気量、塩素イオン量、水セメント比、単位セメント重量等のコンクリートの管理を徹底します。
・外部や土に接する部分は、鉄筋等に対するコンクリートかぶり厚を大きくします。(鉄筋のかぶり厚については「22)塩害への対策」参照
・コンクリート打設後に十分な湿潤養生期間をとり、反応性骨材を使用しないこと等、入念な施工が重要です。

よくあるご質問

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