更新日:2022年1月14日
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岩切薩摩川内市長(右)、中越パルプ工業株式会社加藤社長(中央)
中越パルプ工業株式会社は、昭和22年に富山県高岡市に高岡製紙株式会社として設立。昭和24年に現社名へと変更し、昭和29年12月、旧川内市の誘致企業第1号として川内工場を操業しました。設立以来、パルプ類、紙類の製造事業を展開し、平成21年には、国産竹100%の紙の製造販売を開始。地域の竹林管理や竹の新たな経済価値の創造、隣接する里山の保全再生、生物多様性の保全に貢献しています。
今回の計画は、炭素繊維に変わり得る新素材として、現在国や産業界が注力するセルロースナノファイバー(以下,CNF)の商業用プラントを建設し、CNFの製造・販売のほか、プラスチックに混練した加工品の製造・販売を行うものであり、生産量は年間100トンと業界最大規模を計画しています。
また,今回製造・販売を行うCNFの原料には、木材のほか、同社のみが技術を保有する竹も用いることとしており,現在,竹を再生可能な資源として活用し,産業振興につなげようと薩摩川内市が取り組む「竹バイオマス産業都市」の今後の事業展開にも好影響をもたらすものと期待されるところです。
これにより,本事業に関連する林業や製材業のほか、“夢の新素材”として今後、自動車や電子部品、食品、医薬品等への多種多様な用途の見込まれるCNFの地元製造業等への波及効果により、更なる経済効果や雇用の増加が期待できます。
同社は,地域に密着した企業経営を掲げており、今回の増設が、新たな就業の場の創出、地域振興はもとより、地域経済の浮揚発展に大きく寄与するものと期待されます。
平成28年11月25日(金曜日)
(1)所在地:鹿児島県薩摩川内市宮内町1番26号
(2)代表者:執行役員川内工場長要堺由隆(ようかいよしたか)
(3)敷地面積:230,000平方メートル
(4)延床面積:108,624平方メートル
(5)従業員数:271名(平成28年10月31日現在)
(6)事業内容:パルプ類、紙類製造および輸出、発電事業
(1)工場名:中越パルプ工業株式会社セルロースナノファイバー商業プラント
(2)所在地:鹿児島県薩摩川内市宮内町1番26号(川内工場)
(3)用地面積:1,567.68平方メートル
(4)建物面積:1,972.44平方メートル
(5)建屋構造:鉄骨造,地上2階建て
(6)投資予定額:14億円
(7)着工予定:平成28年12月
(8)操業予定:平成29年6月
(9)従業員数:8名(うち,新規雇用者3名)
(10)事業内容:セルロースナノファイバー及び加工品の製造・販売
(11)生産計画:約100トン/年
(1)所在地:東京都中央区銀座2丁目10番6号
(2)設立:昭和22年2月
(3)代表者:代表取締役社長加藤明美
(4)資本金:18,864百万円
(5)売上高:86,869百万円(平成27年4月~平成28年3月)
(6)従業員数:804名(平成28年10月31日現在)
(7)事業内容:紙・パルプ製造事業、発電事業
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