ホーム > 健康・福祉 > 結婚,妊娠・出産,子育て > ライフステージ別(妊娠・出産) > 出産したら > 赤ちゃんの耳のきこえの検査(新生児聴覚検査)について
更新日:2024年4月1日
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生まれてくる赤ちゃんの1,000人のうち,1~2人は,生まれつき耳のきこえに障害を持つといわれています。このような場合には,早く発見して適切な支援をしてあげることが,赤ちゃんの言葉と心の成長のためにはとても大切です。
きこえの障害があるかどうかは外見ではわかりにくいものです。できるだけ早い段階で発見するためにも,「新生児聴覚検査」を受けるようにしましょう。
鹿児島県では全市町村において,検査費の公費助成があります。(助成金額等については,お住まいの市町村にお問い合わせください)大切な赤ちゃんのために,ぜひこの検査を受けましょう。なお,費用は医療機関によって異なりますので,出産をする産科医療機関にお問い合わせください。
赤ちゃんのお耳のきこえの検査を受けましょう受けましょう!(PDF:628KB)
検査は,出産後に入院中の産科医療機関等で行うことになります。
赤ちゃんがぐっすり眠っている状態で,小さい音を聞かせ,その際の脳から出る反応や耳の中から反射してくる音を検査機器が測定し,耳のきこえが正常かどうかを判定します。数分間で安全に行える検査で,赤ちゃんは何の痛みも感じません。また,薬も使いませんので,副作用もありません。
検査の流れとしては以下のとおりです。
(1)初回検査:おおむね生後3日以内に実施される検査。音に関する反応が確認されれば「パス」となり終了。
(2)確認検査:初回検査で「要再検査(リファー)」となった場合,おおむね生後1週間以内に実施される検査。音に関する反応が確認されれば「パス」となり終了。
検査結果は,「パス」,「要再検査(リファー)」のいずれかで,入院中にお知らせされます。
入院中の産科医療機関等に検査機器がない場合,検査機器を備えた他の医療機関で検査を受けることができますので,お気軽に担当医や看護師・助産師,またはお住まい市町村の保健師に御相談ください。
鹿児島県における新生児聴覚検査に係る支援等フロー図(PDF:214KB)
「要再検査(リファー)」は,ただちに「きこえに異常がある」,「きこえにくい」ということではありません。
検査時に赤ちゃんの耳の中に羊水が溜まっていたり,赤ちゃんが動いてしまったなど,赤ちゃんの検査時の状態によって上手く検査ができていない可能性もあります。
大切なのは,生後1月までに,より詳しい検査を専門の医療機関で受けることです。本県では鹿児島大学病院及び鹿児島市立病院の2病院の耳鼻咽喉科で,精密検査を行っていますので,必ず受診するようにしましょう。
なお,精密検査を受けるまでの間,赤ちゃんの耳のきこえや言葉の発達などについて心配なことがありましたら,お住まいの市町村の保健師に御相談ください。
また,お住まいの市町村によっては,精密健康診査依頼票等を発行していますので市町村の相談窓口で発行してもらうようにしてください。
・鹿児島大学病院耳鼻咽喉科TEL:099-275-5870【産科医療機関からの予約が必要です】
鹿児島市立病院耳鼻咽喉科TEL:099-230-7103【保護者が直接予約してください。その際は以下の内容をお伝えください。】
⇒鹿児島市立病院を受診予約する際にお伝えいただきたい内容
1.新生児聴覚検査の結果,精密検査を受けるよう医師の指示があったこと
2.保護者,赤ちゃんのお名前
3.新生児聴覚検査を受けた年月日
4.赤ちゃんの生年月日
きこえの障害は,早く発見して適切な支援をしてあげることが,赤ちゃんの言葉と心の成長のためにはとても大切です。以下の「家庭でできる耳のきこえと言葉の発達のチェックリスト」や母子健康手帳の「保護者の記録」を活用して,日頃から赤ちゃんのきこえに注意を向けるようにしてください。
なお,少しでもきこえに不安がある場合は,直ちに(生後6か月からおそくとも1歳まで)お住まいの市町村の保健師さんへ御相談ください。
家庭でできる耳のきこえと言葉の発達のチェック表(PDF:195KB)
県では,新生児聴覚検査における難聴児の早期発見から,早期療育までを円滑に進めるための手引き書を作成しました。
きこえに障害のある赤ちゃんを早期に発見し,精密検査を行い,適切な時期から療育を開始するためには,手引き書の内容を関係機関の皆さんが共有し,各専門家へ紹介するなど確実につなぎ,円滑に連携することが重要です。
手引き書に掲載されている関係様式
別紙1:新生児聴覚検査の機器整備機関一覧(PDF:97KB)
別紙2:家庭でできる耳のきこえと言葉の発達チェック表(PDF:195KB)
別紙3:赤ちゃんの聞こえ検査(新生児聴覚検査)結果のお知らせ(PDF:157KB)
別紙4:難聴児に対する療育の必要性について(PDF:169KB)
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