薩摩国郷高帳

天保9(1838)年の薩摩国各外城(郷)の石高が記されており,合高30万8千石余りである。薩摩藩は100余の郷に分けられ,郷が数村に,村が数十門に分けられた。門は,長たる名頭と名子の家部よりなり,5家部前後が多い。門には普通20~40石の門高が配分された。藩は年貢・賦役を門を単位に課し,責任者は名頭であった。村落内で門と呼ばれず,屋敷と帳付けされた比較的小規模なものもある。しかし門と屋敷は,御高格護という点で変りはない。
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