おた踊り
おた踊りは,毎年8月13日に初盆を迎える家で,亡くなった方を供養するために踊られている伝統芸能です。
この踊りは,約320年前貞享3年,時の宰官町田孫七忠以が,宮之浦村に釈迦堂を建立し,その落成縁起に屋久島中の僧侶が集まり善男善女が笠踊りを踊ったことが発祥とされており,その後,扇子踊り,銭壺踊り,四ツ竹踊り,なぎなた踊りなどが加えられました。
鹿児島県内各地の「お田踊り」が,棒踊り系であることから考えると,「お田踊り」といえるのはなぎなた踊りだけであり,その他の踊りになぎなた踊りが加わり,その総称として「おた踊り」が広く使われるようになったと考えられます。
踊りには,大漁祈願,豊作祈願が込められているといわれていますが,その中で「銭壺踊り」については,歌詞からわかるように嫁入り歌であるといわれています。
現在,保存会を中心に子供たちへの保存・継承にも取り組んでいます。
公開日時
8月13日
公開場所
宮之浦共同墓地(屋久島町宮之浦437-7)
開催風景
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