楠川盆踊り
楠川盆踊りは,かつては旧暦の7月13・15日に行われていましたが,現在は8月13・15日に行われています。このうち13日は施餓鬼踊りとも呼ばれ,この1年の間に亡くなった人の冥福を祈るために,本蓮寺境内で神体に対して1回,鳥居前の浜で1回踊られ,また神仏の家を回って続けられますが,この時は「ともよ踊り」とも呼ばれます。
先回し踊・四つ竹踊・扇子踊・手踊・松島踊・伊勢音頭・笹踊の7種があり,踊り子衆は浴衣に鉢巻き姿で,掛け声を繰り返しながら二手に分かれて入場し,徐々に円を描いていきます。そして,掛け声を8回反復したところで,双方の先頭が出会い輪ができあがるや否や,次の掛け声により,向かって左側の踊り子が向きを変え,全員が順周りとなり,先回し歌へと移っていきます。
子供たちへの保存・継承にも取り組んでおり,近年は,毎年5月5日に地区の恒例行事として行われる「楠川城まつり」において,その踊りを観賞することができます。
公開日時
8月13日・15日
公開場所
本蓮寺境内(屋久島町楠川199-2)他
開催風景
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