田之浦山宮神社のダゴ祭り（たのうらやまみやじんじゃのだごまつり）

ダゴ祭りは、県内一早い春祭り行事といわれており、その年の豊作を祈念する農耕の祭り(予祝行事)です。現在は2月の第1日曜日に行われ、平成3年(1991年)に県の指定文化財となっています。

神社に奉納するダゴ花は、2mほどの太い竹竿の先にワラを巻き付け、それに300本以上の団子の串をさしたものです。串には米の粉でつくった紅白の団子とニンジン、ピーマンなどがさしてあります。この串のほか、椿や梅、南天、キンカンの枝などもさし、ダゴ花は色彩り豊かな美しいものとなります。このダゴは稲穂に見たてられています。

祭典の後、田の神舞(たのかんまい)、四方鬼神舞(しほうきじんまい)、十二神剣舞(じゅうにしんつるぎまい)などの神舞(かんめ)が奉納されます。祭の最後には、ダゴ花の取り合いがあります。このダゴを食べると、一年中無事に過ごすことができるといわれています。

 

【問い合わせ先】志布志市教育委員会生涯学習課（099-472-1111）

2月第1日曜日

 

田之浦山宮神社（たのうらやまみやじんじゃ）（志布志市志布志町志布志559）

 

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